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行動経済学とナッジ理論

ナッジ理論とは?

行動経済学を深めていく前に、行動経済学を調べていくと「ナッジ理論」と言う言葉が出て来ます。
ナッジ理論と言うのは、
「行動経済学的手法」を用いながら、
「選択の自由」を確保して、
「金銭的インセンティブ」を使わずに、
「行動を良いと思う方向」に、
「少しだけ後押し」する仕組みの事と言われており、
今後、必要な考え方なのです

コストをかけずに成果を上げる夢のようなアプローチ

もう少し簡単に言うと…
様々な選択肢の中で、
相手に選択の余地を残しながらも、
相手が自発的により良い選択をするように導くアプローチ。
つまり
【イニシアチブを持ちながら、コストをかけずに成果を上げるアプローチ】
として官公庁や自治体を中心に活用が進められているのです。
その活用を深めるための研修が行われているのです。
何と夢のようなアプローチではないでしょうか!?

ナッジ(nudge)=ひじで軽く突くと言う意味

ナッジ理論は、
「ヒジで軽く突くような小さいアプローチで、人の行動を変える戦略」
であると言われています。
一般企業ではマーケティングだけでなく、
部下育成や接遇の分野、
更には販売戦略に至るまで…
活用手法は多岐にわたると言われており、
この手法はある意味、
心理学要素も踏まえています。

行動経済学・ナッジ理論のあまりにも有名な成功例とは?

「あまり合理的」とはいえない一連の行動や人間の判断を解明するのが〝行動経済学〟
色々と分析を進めていくと…
実は日本でも世界でも数多くの成功例を導き出しています。
それでは…
世界で一番有名な具体的成功例をご紹介しましょう!
皆さんもご存知な方がいらっしゃるかと思います。

アムステルダム・スキポール空港

オランダ最大級国際空港のトイレで行われた事例

オランダ最大級国際空港・首都アムステルダムにあるスキポール空港では、
男子トイレがあまりにも汚れがひどく…
トイレの清掃費が高く困っていたそうです。
そこで、男子小便器に1匹のハエを描いたのです。
その結果…

0608トイレ

男子小便器に一匹のハエを描いて80%清掃費削減

なんと!トイレの床を汚す人が大幅に少なくなって、
小便器周辺への飛び散り減少が80%も減り、
年間7億円もの清掃費の20%削減=実に1億4千万円の効果が出来たのです!
たったハエを一匹書いただけで。
しかも!「左斜めやや上」のベストポジションに設置されているのです。
まさに無理強いさせることなく、
良い方向に人間の行動を自然と持っていくような工夫です。
知恵の結集ですね。
これが行動経済学を用いたナッジ理論で大成功させた超有名な話なのです。

コンビニやスーパーのレジ横にあるお菓子

皆さんも、コンビニやスーパーのレジ横にあるお菓子は買ったことないでしょうか?
あれって実は、驚くほどの効果があるのです。
アップセールスの一環ですね。
そう考えると…
行動経済学のヒントが山のように湧き出て来ませんか?
吉田式マーケティングメソッドは実践を繰り返す事で進化を遂げる!
と繰り返し書かせて頂いています。
数多くの学びと実践を繰り返し、
自分だけのモノにするのではなく多くの方に伝えたいと考えています。
志ある仲間を募集していますので、
ご興味ある方は思い立ったらご連絡下さい!

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