スノッブ効果と行動経済

限定商品の希少性

街中で自分と同じ物を持っていると、
何となく嫌な気持ちになりませんか？

もしくは…
限定商品の希少性から、
みんなが知らない素敵なモノや、
なかなか買えないブランドの商品等々、
少し高くても思わず買ってしまった事は、
ないでしょうか？

スノッブ効果

スノッブ効果は、
「人とは違うものがほしい」や、
「みんなが持っていない特別感を求めている」
このような人に対し、
影響を与える言葉であります。

スノッブ効果は、
「希少性」や「特別感」を、
刺激する言葉です。

スノッブ効果のキーワード

行動経済学で言うスノッブ効果において、
幾つかのキーワードがあります。

「誰も持っていない」
「オンリーワン」
「世界限定」
「先着○○」
「あと○○個のみ」等々

これらの言葉は、
特別感や優越感、
独占欲に訴えかける、
スノッブ効果を活かした言葉です。

希少性が薄れてしまうと…

スノッブ効果は、
売れすぎると効果が薄まる危険性を持ちます。
希少性が薄まるからです。

もちろん！
人気商品になっても、
スノッブ効果を活かして、
販売をすすめている商品も、
数多く存在するモノはあります。

実例①・期間限定

肉屋の社長が選ぶ！
今日だけ限定５食！
最高級国産和牛ロース！
先着販売売り切れ次第終了！
思わずお店に入りたくなりませんでしたか？

期間限定を示す言葉は、
希少性や特別感を与えやすい言葉です。
セール期間を限定する事も、
普段より特別感を感じます。

地域限定という言葉も特別感があります。
地域限定ボールペンや、
地域限定キーホルダー等も、
ここにしか売っていないという、
「特別感」がありますね。

実例②・独自性

世界で誰も持っていない「あなただけの品」
世界に～ひとつだ～けの花～♪
も～ともと特別なオンリ～ワン！
では無いですが、
人と被らないことが独自性です。

独自性は「希少性」や「特別感」を、
特に感じさせることが出来ます。

オーダースーツもそうでしょうし、
今ではオーダーメイド枕なるモノもあります。

スノッブ効果＋複数形

スノッブ効果は行動経済学の中でも、
とても分かりやすく、
皆さんも目にしている機会が多いので、
経済結果が動きやすい効果です。

複数の効果をからませれば、
大ヒット商品を生み出す事が出来るのです。
スノッブ効果とバンドワゴン効果
この実例を見てみましょう。

バンドワゴン効果は、
世間の流行りや、
周りの評判を判断材料にしてしまう心理の事です。
【コチラの記事（クリック）】をご覧下さい。

任天堂スイッチ

任天堂の大人気商品「任天堂スイッチ」
少し前の話ですが、
かなりの品薄でしたね？

流行っているゲームほど、
プレイをしたくなるものです。
テレビゲームは特に、
バンドワゴン効果が強く出るのです。

実は任天堂スイッチは、
販売数を絞って意図的に品薄状態を作りました。
需要に対し供給が追いつかない。
これで「なかなか手に入らない任天堂スイッチ」
と言うイメージが消費者に植えつけられたのです。

スノッブ効果と行動経済まとめ

スノッブ効果の用語は初めて聞いた！
という方も多いと思います。
しかしスノッブ効果を狙った宣伝文句は、
かなり見覚えがあると思います。

初回限定版ゲームや記念CDしかり、
航空会社のマイレージ上級会員しかり、
特別感や優越感の希少性は、
人の行動を駆り立てます。

行動経済学の基本は、
感情で人は動くです。
冷静に見ていくと、
様々な内容が見えて来ますね。