SDGsと行動経済⑥(調査アンケート編)
吉田行動経済研究所調べ
(2020年9月資料-アンケート13日目)
「SDGsの調査研究に関するアンケートパート②」について、
吉田式アンケートメソッドを使って、
アンケートを収集しています。
昨日までのアンケートでは、
日本におけるEV車市場の現状や、
AIにおける自動運転の未来等を、
アンケート結果として発表して来ました。
本日は別設問について記事を書かせて頂きます。
SDGs17の目標の重要度(優先度)
世界経済フォーラムが発表した、
SDGsの認知度!ですが、
世界では74%と言われ、
日本は最下位でした。
だからこそ対岸の火事ではなく、
もっと多くの方が興味関心を持ち、
知るだけでなく行動すると言う所まで、
実現頂かなければなりません。
そんな中…
SDGsの17の目標の重要度(優先度)が、
世界ではどのように認識されているか?
が報告されているので見て行きましょう。
SDGsの高重要度(高優先)
SDGsの17の項目の中で、
世界で最も重要だと言われているのが、
以下の5つの目標順です。
1、飢餓をゼロに(SDGs2)
2、安全な水とトイレを世界中に(SDGs6)
3、すべての人に健康と福祉を(SDGs3)
4、エネルギーをみんなにそしてクリーンに(SDGs7)
5、海の豊かさを守ろう(SDGs14)
人間が生きていく上で、
かなり差し迫った問題が優先されています。
SDGsの低重要度(低優先)
上記の項目が高優先であれば、
逆に低優先度もありますので見て行きましょう。
あくまで世界的な平均です。
13、ジェンダー平等を実現しよう(SDGs5)
14、人や国の不平等をなくそう(SDGs10)
15、産業や技術革新の基盤をつくろう(SDGs9)
16、つくる責任つかう責任(SDGs12)
17、平和と公正を全ての人に(SDGs16)
以上となりました。
解説にはこうありましたが…
産業や技術革新などのインフラ整備が、
後回しの傾向にあるのはうなずけるのですが…
ジェンダー平等などの不平等の是正などが、
低く評価されているのは驚きました、と。
ただし国別で大きく重要度は分かれます。
スウェーデンでは男女平等は、
重要度1位にランクされいますので。
それでは一つだけ、
新しいSDGsの設問をお見せしましょう!
Q:「地球環境にやさしい」、「貧困・飢餓を招かないように対処している」等社会的に配慮している商品やサービスに対して、通常の価格に比べて、どのくらいまでの価格の上乗せを容認できますか?
(有効回答数712名)
SDGsの高重要度にも入っている、
貧困・飢餓を招かないように対処するための、
社会的配慮している商品やサービスに関し、
通常価格から「どの程度」まで上乗せの容認が出来ますか?
この様な設問です。
皆さんであれば何%まで容認出来ますでしょう?
もちろんクリーンである前提です!
1、0~10%まで=510名
2、11~20%まで=128名
3、21~30%まで=46名
4、31~40%まで=11名
5、41~50%まで=10名
6、51~60%まで=5名
7、それ以上=2名
以上となりました。
意外!?なのか、
妥当!?なのかは、
皆さんがお決めください。
SDGsと行動経済⑥(調査アンケート編) まとめ
今回から新しい設問に変わっています。
実際にSDGsの高重要度に繋がっている、
社会的に配慮した商品やサービスに対し、
通常価格から「どの程度」まで、
上乗せの容認が可能か?
と言う少し意地悪な設問です。
口で言うのは誰でも出来ますので、
いかに言うだけ番長ではなく、
我が事として行動出来ているか?にも、
繋がっていくのです。
世界を変える!
と言う事は波大抵では出来ませんし、
個人個人では難しいでしょう。
賛同者と共に日々の行動の一歩から初めて、
それを発信する事で必要性と貢献度をお伝えし、
認知度を高めて行って欲しいのです。
本日はココまでとさせて頂きますが、
明日は設問①の内容を、
もう少し深めてまいりましょう。