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いい肉の日と行動経済
いい肉の日
昨日11月29日は「いい肉の日」でした。
毎月29日は「肉の日」となって盛り上がっていますが、
11月29日は1年で一番、
「肉」が盛り上がる一日ではないでしょうか?
どうでしょう?
皆さんも11月29日が「いい肉の日」だからと言って、
お肉購入で並んだり、
お肉を食べていませんか?
行動経済学的に言えば、
「お肉」の販売額&消費量が、
通常の1.5倍~2倍以上になっているかもしれません。
牛肉の起源とは?
現在世界中にいる全ての牛の祖先…
それは僅か「80頭」の牛だったそうです。
驚きですね!
僅か「80頭」の牛の原種は、
体高およそ2メートル、
人の腕と同じぐらいの長さの角を持つ、
「オーロックス」という牛でした。
家畜化の始まり
想像しただけでどう猛さを感じますが、
ある勇敢な「イラン人の農家」によって、
数千年前に家畜化されたのです。
ココから受け継がれたオーロックス…
時代を超えて世代毎に少しずつ増えて行きます。
ヨーロッパから西アジアへ渡り進化、
そして飼いならされたものが家畜化したのが、
世界中で見られる「牛」という存在です。
日本への伝来
日本に「牛」が伝えられたのは、
稲作が伝来したと言われる5~6世紀です。
ユーラシア大陸からの移住民が稲作文化と共に、
日本へ牛を持ち込んだそうです。
この話を裏付けるかのように、
弥生時代の遺跡からも、
牛の骨が発見されているそうです。
肉食の歴史は奥深いので、
とりあえずこのくらいにして…
いい肉の日に戻りましょう。
日本人が好きな肉料理ランキング
皆さんの好きな「お肉料理」はなんでしょう?
日本人が好きなお肉料理について、
書かせて頂きます。
1位:「焼肉」
2位:「しょうが焼き」
3位:「カレー」
4位:「トンカツ」
5位:「餃子」
6位:「からあげ、フライドチキン」
7位:「ステーキ」
8位:「焼き鳥」
9位:「ハンバーグ」
10位:「すき焼き」でした。
お肉料理の第三位がカレーと言うのも、
ありと言えばありなのでしょうが…
これを見て食べたい!となれば、
それが行動経済です。
有名店のいい肉の日・牛角編
焼肉レストランチェーン「牛角」は、
いい肉の日キャンペーンとして、
国産の黒毛和牛カルビが、
何皿でも半額を展開しています。
更に霜降り上タン塩や王様ハラミが特別価格!として、
「いい肉の日祭り!!」を、
12月1日まで全店で実施中との事。
有名店のいい肉の日・サブウェイ編
世界の店舗数はマクドナルドを抜いている、
アメリカに本社を置くファーストフードで、
世界最大の飲食店チェーン「サブウェイ」も、
いい肉の日キャンペーンを実施しています。
「炭火焼きカルビ牛サンド」を550円で提供し、
11月20日~11月29日の期間中は、
100円追加するだけで「お肉が1.5倍」になるそうです。
これを聞いただけで、
サブウェイに行く人が出て来るでしょう。
いい肉の日と行動経済まとめ
11月29日は「いい肉の日」
記念日や語呂合わせは、
行動基準として十分な動機付けとなります。
そう考えますと…
11月29日は「いいフグの日」でもあり、
毎月9&19&29日は「クレープの日」でもあり、
毎月29日は森永乳業発売の「Piknikの日」でもあります。
結局は何でもいいのです(笑)
大切な事はストーリーであり、
どれだけ浸透させる事が出来て、
人間の行動に繋げる事が出来るか?
であるのです。