【世界史】ローマ帝国の誕生と分裂
都市国家としてはじまったローマは王政から共和制、帝政へと移行していった。「ローマ帝国」というばあいには紀元前27年にオクタウィアヌスがアウグストゥスの称号とともにローマ皇帝として即位し、共和制から帝政に移行してからをいう。当初は元首政がとられ、共和政の伝統を尊重するとしたが、実際には皇帝独裁を行った。2世紀の五賢帝の時代には全盛期を迎え、「パクス=ロマーナ」(ローマの平和)といわれた。その後、ゲルマン人やササン朝の侵入などがあり次第に衰え、専制君主政に移行したが、395年には