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心とカラダを整える、現代人のためのウェルビーイングをわかりやすく解説

こんにちは!ヨシボウです。

最近、「ウェルビーイング」という言葉をよく耳にするようになりましたね。

テレビや雑誌、会社の研修でも取り上げられることが増えてきたようです。

でも、実際のところ、

「聞いたことあるけど、ウェルビーイングってなに?」

という方も多いのではないでしょうか?

ひと言でいうなら、

【幸せと充実感を育むライフデザイン】

といった感じです。

端的にいうなら、より良く生きていくことを目指す考え方、と言えるでしょう。

かなり抽象度が高いので、具体的に分かりやすく解説していきますね。

それでは、はじめていきましょう。

このnoteに書かれていることは、とても当たり前のことに感じるかもしれません。

しかし、私たちは、当たり前のことを見失ってしまう生きものです。

ツライとき、悲しいとき、苦しいとき。

当たり前が当たり前でなくなってしまうことがあるのです。

そんなときに、このnoteを読み返し、心身ともに充実した人生を取り戻していただけると幸いです。

1. ウェルビーイングの基本を理解しよう

ウェルビーイングとは、心身の健康や幸福感にとどまらず、人生の充実と成長を総合的に見つめる概念です。

WHO(世界保健機関)によれば、「単に病気でない、虚弱でないということではなく、身体的、精神的、そして社会的に完全に良好な状態」を指します。

ちょっとことばが難しいですよね。

私たちの暮らしに例えるなら、

  • 美味しい食事を楽しみ、

  • 充実した睡眠をとり、

  • 大切な人々と時間を共有し、

  • やりがいのある仕事に取り組む。

そんな「心身ともに満たされた状態」、これをウェルビーイングといいます。

なぜ今、ウェルビーイングが注目されているのか

近年、ウェルビーイングが注目されている背景には、私たちの生活環境や価値観の大きな変化があります。  

  • 長引くコロナ禍

  • デジタル化の加速

  • 働き方改革

などなど、社会は目まぐるしい変化を遂げていますよね。

こうした変化の中で、単純な経済的な成功や、物質的な豊かさだけでなく、人生の質そのものを見直す機会が増えてきました。

「お金があれば幸せ」という単純な方程式が、必ずしも成り立たなくなってきているのです。

「本当の幸せって何だろう?」

多くの方が、この疑問に直面されている。
だからこそ、いまウェルビーイングが注目されているのだと考えています。


従来の「幸せ」との違いは?

従来の「幸せ」というのは、どちらかというと一時的な喜びや達成感に重点が置かれていたように感じます。

例えば、高額な買い物をして満足感を得たり、昇進して周囲から認められたり、とか。

一方、ウェルビーイングは、より持続可能で総合的な充実感を重視します。

一時的な快感ではないんですよ。

日々の生活の中で感じること、例えば、

  • 充実感

  • 成長感

  • 結束感

など、より深い次元での満足を追求するのです。

心が穏やかで、満たされている状態


これが、ウェルビーイングが目指す幸せの概念であると言えるでしょう。


2. ウェルビーイングの5つの要素

具体的にウェルビーイングを目指すうえで、たいせつな要素を挙げてみます。

  1. 心身の健康

  2. 社会的な繋がり

  3. 経済的な安定

  4. 目的と成長

  5. 環境との繋がり

以上の5点。

やや堅苦しい分け方になってしまいましたが、決して難しいことではないのでご安心を。

それぞれ、分かりやすく解説します。


①心身の健康

ウェルビーイングの土台となるのが、心と体の健康です。

「何ごとも、健康がいちばんだよねー」

って、よく言いますよね。
まさに、そのまんまです。

単に病気ではないということではありません。

例えば、、、

  • 適度な運動習慣がある

  • 質の良い睡眠がとれる

  • 栄養バランスの取れた食事を楽しめる

  • ストレスと上手に付き合える

  • 自分の感情を理解し、適切に表現できる

などなど。

そんな総合的な健康状態を指します。
人によってはいくつか難しいこともあるかもしれませんね。

具体的な改善案はのちほどご紹介します。

②社会的な繋がり

人は社会的な生き物です。

家族、友人、同僚との良好な関係性は、私たちの人生を豊かにする重要な要素です。

最近の研究では、強い社会的つながりを持つ人ほど、寿命が長く、メンタルヘルスも良好だということが判明しているようです。

オンラインでのコミュニケーションが増えた今だからこそ、意識的に対面でのつながりも大切にしたいですね。 

③経済的な安定

経済的な安定は、確かにウェルビーイングの重要な要素の一つです。

ただし、ここで言う経済的安定とは、必ずしも大金持ちになることではありません。

むしろ、自分の収入と支出を理解し、計画的な金銭管理ができること。

将来への不安を必要以上に感じることなく、今の生活を楽しめる状態を指します。

専門的なことばを使うなら金融リテラシーを高めることが重要である、ということですね。

日本人はとくに金融リテラシーが低いと言われています。

資産運用、投資など、しっかりと勉強していくことも、ウェルビーイングの一つでしょう。

④目的と成長

人生の意味や目的を見出し、継続的に成長を実感できることは、ウェルビーイングの核心部分と言えます。

これは必ずしも大きな目標である必要はありません。

趣味を深める、新しいスキルを学ぶ、誰かの役に立つ活動をする。

そういった小さな成長の積み重ねが、人生の充実感につながっていきます。

どんなものでも良いんですよ。

あなたが時間を忘れて没頭できるものは、間違いなくあなたの人生の充実度を向上させるでしょう。

⑤環境との調和

環境との調和とは、私たち人間が自然とうまく仲良く暮らしていくことを示します。

例えば、、、

  • 自然を大切にする

  • もったいないという気持ちを大切にする

  • 未来の人たちのことを考える

などといったことを心がけます。

このように自然と仲良く暮らすことで、私たち自身も心も体も健康で幸せに過ごすことができます。

また、みんなが協力して環境を守ることで、社会全体が住みやすくなっていきます。

これが環境との調和という考え方です。

難しく考えすぎず、日々の生活の中でできることから始めていくのがいいですね。​​​​​​​​​​​​​​​


3. 日常生活でできるウェルビーイング実践法

ふだんの生活のなかで、ウェルビーイングを実践するのは、マインドフルネスが有効です。

「今、この瞬間」に意識を向ける

難しく考える必要はありません。

マインドフルネスの方が素晴いのは、日常の至るところで、活用できること。

たとえば、「朝、コーヒーを飲む」でもOKなんです。

マグカップに温かいコーヒーを注ぎ、両手で温もりを感じる

湯気とともに、ぶわ〜っとコーヒーの芳しい香りが広がる

香りを楽しみながら、少しずつ味わう

とてもマインドフルな時間となりますよ。
もちろん、紅茶や緑茶でもかまいません。
ぜひともやってみてくださいね。


運動と睡眠の質の向上させる

適度な運動も、ウェルビーイングにおいて重要な要素です。

あなたができる範囲でかまいません。

散歩であったり、2階までは階段を登るであったり。

日常に少し、運動を取り入れてみましょう。

睡眠については、悩みが多い方もおられるかもしれませんね。

睡眠の質を向上させるために有効な手段として、

  • 寝る1時間前からスマホを見ない

  • 寝る前にホットタオルで目を温める

  • 室温を18-23℃に保つ

などがありますね。
やりやすいところから、取り入れてみてくださいね。

人間関係の構築と維持

「当たり前すぎて気づかない」

それが家族との関係かもしれません。
両親やパートナー、子ども。

各ご家庭によるとは思いますが、当たり前と思わず、最優先で良好な関係性を築きましょう。

地域コミュニティへの参加

  • 町内会の清掃活動

  • 地域の趣味サークル

  • ボランティア活動

など、地域との関わりは、新しい視点や出会いをもたらしてくれます。

地域活動に参加している人ほど、生活満足度が高いというデータもあるんですよ。

苦手な方も多いとは思いますが、無理のない範囲で参加してみましょう。


4. 職場におけるウェルビーイング

働き方改革は、単なる労働時間の短縮ではありません。

「どうすれば働く人がイキイキと能力を発揮できるか」という視点で考えることが大切です。

例えば、フレックスタイム制の導入、リモートワークの選択肢、学習機会の提供など。

こういった施策の本質は、働く人一人ひとりの生活の質を高めることにあります。

ワークライフバランスの重要性

仕事と生活の「バランス」と言うと、天秤のように両者を分けて考えがちです。

でも実は、両者は密接につながっています。

充実した私生活があるからこそ、仕事で創造性を発揮できる。

逆に、やりがいのある仕事があるから、休日も有意義に過ごせる。

このポジティブなサイクルを作ることが、本当のワークライフバランスなのです。

職場でのストレスマネジメント

職場でのストレスの悩み。
誰しもが抱えるものですよね。

ストレスをゼロにすることは不可能です。

大切なのは、ストレスと上手に付き合う方法を見つけること。

具体的には、

  • 定期的な休憩を取る

  • 15分昼寝する(可能であれば)

  • 同僚とのコミュニケーションを大切にする

  • 必要に応じて上司や専門家に相談する

など、あなたなりのストレス解消法を持つことが、職場でのウェルビーイング向上につながります。

ぼくは昼寝をおすすめしたいですね。
15分だけでも眠れば、ストレス解消にもなり、脳疲労も回復しますよ。

できそうな方はぜひ!

5. ウェルビーイングを測る指標


ウェルビーイングを測る最も基本的な指標は、実は私たち自身の実感です。

「今の生活にどれくらい満足していますか?」というシンプルな問いかけが、重要な手がかりとなります。

例えば、毎日寝る前に、その日の出来事で良かったことを3つ思い出してみましょう。

どんな小さなものでもかまいません。

結果、「今日も幸せな一日であった」と思えればあなたの満足度は高いと言えます。

この小さな習慣が、自分のウェルビーイング状態を把握する良い指標となりますよ。

生活の満足度

生活満足度は、より具体的な側面から評価します。

- 仕事や学びは充実しているか
- 家族や友人との関係は良好か
- 趣味や余暇を楽しめているか
- 健康状態は維持できているか

これらの要素を定期的にチェックすることで、改善が必要な領域が見えてきます。   

ストレスレベル

ストレスは必ずしも悪いものではありません。

適度なストレスは、むしろ成長の原動力となります。

ただし、過度なストレスは心身に悪影響を及ぼします。

日々の疲労感、睡眠の質、食欲の変化、イライラ感などをモニタリングすることで、自分のストレスレベルを把握できます。

客観的に自分を監視することは、ストレスのチェックにおいて、とても重要な視点となるでしょう。


6. 将来に向けたウェルビーイングの展望


スマートウォッチで活動量や睡眠の質を測定したり、マインドフルネスアプリで瞑想をサポートしたり。

テクノロジーは、私たちのウェルビーング向上を助けてくれる強力な味方となっています。

ただし、テクノロジーへの依存度が高すぎると、かえってストレスの原因となることもあります。

適度な距離感を保ちながら、上手に活用することが大切ですね。

社会システムの変革

ウェルビーイングの考え方は、社会システムにも変革を促しています。

例えば、、、

  • 企業での健康経営の推進   

  • 教育現場でのメンタルヘルス教育

  • 地域コミュニティの再構築

  • 環境に配慮したまちづくり

これらの取り組みは、個人のウェルビーイングを社会全体で支える仕組みづくりといえますね。

個人の意識改革

最も重要なのは、私たち一人ひとりの意識改革かもしれません。

「幸せ」や「豊かさ」の定義を、物質的な基準から、より本質的な充実感へと転換していく。

「わたしはいま幸せなのか?充実した人生を歩めているのか?」

定期的に自分自身を見直す機会は、とても大切なことです。

その過程こそが、ウェルビーイングの本質と言えるでしょう。

ウェルビーイングに関するよくある質問

Q1: ウェルビーイングと幸福感の違いは何ですか?

A: 幸福感が一時的な感情状態を表すであれば、し、ウェルビーイングはより持続的で包括的な充実状態を指します。

心身の健康、社会的つながり、経済的安定など、複数の要素が組み合わさった総合的な概念です。

Q2: 忙しい毎日で余裕がないのですが、どうやってウェルビーイングを実践すればいいですか?

A: 大きな変化を一度に起こす必要はありません。

例えば、通勤時に深呼吸を3回する、昼食時にスマホを見ない時間を作るなど、小さな習慣から始めることをおすすめします。

先ほどにも挙げた、日常のちょっとした時間をマインドフルな時間にしてみてください。

Q3: 職場でウェルビーイングを高めるために、個人でできることはありますか?

A: はい、たくさんあると思います。

  • 定期的な休憩を取る

  • 同僚と積極的にコミュニケーションを取る

  • 自分の仕事の意義を見直してみる

などから始めてみてはいかがでしょう?

必要に応じて上司に提案することも大切かも知れませんね。

Q4: 子育て中ですが、ウェルビーイングを意識した子育てのコツはありますか?

A: 完璧を目指さないことが大切です。

子どもと一緒に散歩する時間を作る、食事の時間を大切にする、自分のリフレッシュ時間も確保するなど、無理のない範囲で工夫してみましょう。

Q5: ウェルビーイングを数値化することはできますか?

A: 完全な数値化は難しいですが、生活満足度調査や定期的な自己評価などで、ある程度の指標化は可能です。

ただし、数値にとらわれすぎず、自分の実感を大切にすることをおすすめします。​​​​​​​​​​​​​​​

おわりに

ウェルビーイングは、決して遠い理想ではありません。

日々の小さな気づきと行動の積み重ねが、より豊かな人生への道を開いてくれます。

完璧を目指す必要はありません。


自分のペースで、できることから少しずつ始めていく。

それが、持続可能なウェルビーイングへの近道となるでしょう。

長い記事をさいごまでお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、またのご縁に。


この記事を書いたヨシボウはこんな人です。
よかったら、あわせて読んでみてくださいね。

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