ロイクラトン祭り 年に一度、タイ全土が幻想的に発光する日
ここ数日、南国のタイも涼しくなってきました。
そしてこの時期のタイで、最も大きなイベントが、ロイクラトン(ロイ:流れる、クラトン:灯篭)という灯篭流しのお祭りです。
灯篭流しと聞くと、日本人はお盆に行う灯篭流しのイメージから、亡くなった方への弔いを意味するように思いますが、タイでは亡くなった方とかは全く関係がありません。
このお祭りのルーツは、タイ北部のスコータイ県が発祥とされ、当時生活に欠かせない川に住むとされる女神に感謝する日として、スタートしたとされています。
感謝の仕方は、とてもシンプルで「美しく川をライトアップする」という発想に基づいています。
川にはバナナの葉で作った灯篭にロウソクを灯して流して、川に光の帯を作ったら綺麗だよね。
でも川の流れが弱いと綺麗な帯ができないから、雨季が終わって水量が豊富なこの時期がいいよね。
折角だから、川だけじゃなく、満月の日にすれば、空からもライトアップしてる感じでいいよね。
という発想で、この時期の満月の日がロイクラトンの日となったとされています。
私の住むチェンマイでは、空中のライトアップがすごく有名で、決められた時間に同時に大量の熱気球(コムローイ)を上空に放ち、夜空一面がライトアップされ、実に壮観な光景となるのがロイクラトンの名物だったりして、当日の夜の飛行機のフライトが一切認められないくらい、上空に散在してたりします。
近年は至る所で、花火もバンバン打ち上げてますから、この日のタイは至る所で光が溢れる、とてもロマンチックな夜とになります。
そんなロマンチックなタイのお祭りロイクラトンの今年の開催日が、明日11月19日(金)なのです。
今夜は18日で前日なのですが、既に何個かのコムローイが空に上がってますし、一般人が購入できる打ち上げ花火の音もパンパン聞こえています。
明日はタイ人の若者にとって一大イベントだから、きっともうテンション上がっちゃってる感じなんだと思います。
まぁそんな訳で、明日の夜は年に一度、タイ全土が発光する日になるよ。
というお話でした。
ではまた
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?