「どうしたらその言動に至るのか」を考える =自律するチームのつくり方=
チームのメンバーや仕事の関係者が、自分の想定外の言動をしたとき、事情を察することなく相手を一方的に責める人がいます。
一方的に攻められた相手は、反発するか、委縮するか、聞き流すか、嫌々従うか、・・・。いずれにしても、良い思いをするケースはほぼありません。
考えてみれば、自分にとっては想定外の言動でも、相手にとっては想定内ですよね。ということは、相手には見えていて自分には見えていない、その言動に至る(そうしてしまう)背景や理由や価値観がきっとあるということです。
しかし、自分がその想定外の言動を良く思っていない場合、(たとえ言わなくても)それが相手に伝わり、後ろに隠れている背景や理由や価値観を相手から引き出すことは難しいかもしれません。
でも、相手が話す内容を分析し、想像することはできます。想像のヒントは、相手が使う言葉の中に潜んでいることが多いように思います。ちょっとした語尾や言い回しに神経を研ぎ澄まして集中するとそれが浮かび上がってきます。やってみるとわかりますが、注意深く観察し、突き詰めて考えると、意外と多くのことを察することができるものです。
そうして相手の言動の背景や理由や価値観が理解できると、相手との距離がぐっと縮まり、お互いに仕事をしやすくなります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。