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失敗した人を責めず、失敗から学べることに感謝する =自律するチームのつくり方=

「失敗しないようにね」、「失敗しても大丈夫だから」。どちらの言葉を(リーダーが)かけてあげると、その人が持っている力を存分に発揮できるでしょうか?

言葉をかけなくても、 チーム内に「失敗しても大丈夫だから」という状態をつくれば、メンバーは自然と力を発揮するようになります。

そのためには、「失敗はよくないこと」「失敗はダメなこと」という考え方を、「失敗は成功よりも多くのことが学べる歓迎すべきこと」という考え方に変えることだと思います。

野球に例えるなら、「絶対に空振りはしないように」よりも「自分がこうだと思うやり方でおもいっきり振ってきて」。

前者の“躊躇した無難に当てにいくやり方”から何が学べるというのでしょうか?


失敗が起きた時には、失敗した人を責めるのではなく、むしろ、失敗してくれたことに感謝する。

ある人が失敗したということは、他の人も同じ失敗をする可能性があるということ。失敗した人は、学びの題材を提供してくれたのです。多くの人は、身近な事例が伴わないセオリーをどれだけたくさん聞いても自分の仕事に応用できません。ピンと来ないからです。自分たちの失敗は、チームのメンバーがピンとくる『生きた題材』です。そこから学ばない手はありません。

せっかくの失敗=生きた題材をチームのメンバー全員で共有し、「何が悪かったか」ではなく、「どうなっていたら良かったか」を議論して、一人ひとり、そして、チーム全体が失敗から学ぶ。

ひとつの失敗からどれだけ多くのことに気づき学べるか。それが強いチームをつくりあげる鍵ではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。


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