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『指摘して未然に防いだ失敗』 と 『体験させた失敗』 =自律するチームのつくり方=
部下が自ら考えこうしたいと持ってきた提案。「致命傷にはならないものの、これは失敗するだろうな」と思ったとき、どうしていますか?
①その場で指摘して失敗を未然に防ぐか。
或いは、
②部下が考えたことだから、そのまま進めてもらうか。
①を何度も繰り返していると、部下は、「上司を頼るのが当たり前。そのために上司がいる。」と思うようになり、それが刷り込まれていきます。
そうすると、「どうせ上司が指摘してくれるから。指摘がなかったら見過ごした上司が悪い」と考え、(甘えが出て)完成度を極限まで高めて持っていこうとはしなくなります。
一方、②は、責任が部下自身の身に降りかかるという危機意識が芽生え、真剣に詰めてくるようになります。
つまり、長い目で見れば②の方が部下は伸びます。
ついつい指摘して失敗を未然に防いでしまいがちですが、可能な限り②でいきたいと思います。失敗を覚悟して部下に任せる上司でありたいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。