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選択の機会を増やす =自律するチームのつくり方=
リーダーの中には、決めることが自分の仕事と思い込み、細かなことまで何でも決めたがる人がいます。でも、その決めることと引き換えに、部下のやる気や成長の機会が減ることに気づいていないことが多いように思います。
人は、自分の決めたことは、無意識のうちに責任を持って自らやろうとします。そして、やれなかったら自ら反省します。
他人に決められたことは無意識ではなく一旦頭で考えて自分に対し何らかの理由づけをしてからやり始めます。そして、やれなかったら無意識のうちに言い訳を考えます。自分のせいと思うこともありますが、他人のせいと思うことの方が多いのです。他人が決めたことは多くの場合、心から納得してはいないからです。
また、自分が決めるとなると、そのことを真剣に考えます。決めるからには責任が自分にあることが、(そういうことをいちいちこちらが言わなくても)わかっているからです。
リーダーが細かなことまで何でも決めるのと逆の発想をしてみてはいかがでしょうか。
それを部下が決めたらどんなリスクが考えられるのか。そのリスクはリーダーである自分が責任をとれる範囲を越えそうか。
この発想で部下が決めることを増やしていくと、徐々に自分が責任をとれる範囲も広がっていくと思います。要するに、リーダーである自分の覚悟や度胸がついてくるということです。
これは、自分の成長にもつながることでもあるのです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。