お客様とのつながりの有り難み
2020年ももうすぐ終わろうとしています。
今年は私たち理美容業にとって、ご来店くださるお客様とのつながりを、こんなにも有り難く、大切なことと実感した一年だったように思います。
緊急事態宣言が出され、不要不急の外出自粛を求められ、「モノではなくコト」を扱う商売にとってとても危機的な状況を目にしました。実際にお客様に足を運んでいただけなければ成り立たない仕事。もちろん私たち理美容業以外にもたくさんあります。リアルの大切さ、有り難さを実感できる年になりました。
緊急事態宣言下では、私たちの理美容業は生活のインフラとして休業対象の業種にはなりませんでした。これは、つまり人が生活する上で食べ物を口にすることなどと同様に"ヘアスタイルを整える”ことは欠かせないコトと捉えられたのだと思っています(あくまで私的受け取り方ですが)。
私たちの業界にはお医者さんの世界と同様に、”カルテ”というものが存在します。お客様の髪質や特徴、今回の施術から次回の施術まで事細かに記すことでスムーズにご要望にお応えすることができます。弊社ではこのカルテを今一度重要なものとして位置付ける年になりました。コロナウイルスが蔓延する中でご来店を控えていらっしゃるお客様。不安に思っていらっしゃるお客様とたくさんいらっしゃいます。そういった不安を少しでも解消して差し上げることで落ち着いてゆったりと店内で過ごしていただきたいと考えます。
お客様をより理解し、またお客様にもよく理解していただくことが重要です。
そのためにホームページを始めとしてお客様との接点のポイントをお店以外にも構築することの大切さを実感しました。
まだまだ中途半端で完成には遠いですが、地域のお客様のお役に立てるようサービスを充実させ、またそれらを知っていただく手段に力を注いでいこうと考えています。
現場のお店でもスムーズな情報処理が行えるように、先日全店舗のPOSを最新のものに入れ替えました。しっかりと活用していきたいと思います。