【カナダ:ニュースの屑籠から】トロントダウンタウンのお膝元でモンスターフィッシュを釣り上げたラッキーガイ!
10月30日(日)朝、ウィル・サンプソンさんは友人と二人で、小型ボートに乗り、オンタリオ湖のトロント・アイランドとダウンタウン・ウオーターフロントの間でトローリングという釣りをしていました。
簡単に言えば、竿の先に餌と針と重りを付けた釣り糸を湖水に投じ、ゆっくりとボートを動かしていく釣り方です。ウィルさんは同じ場所で、何年もトローリングをやってきました。この朝は、まだ霧が低く垂れこめていました。この辺りで狙える可能性のあるのは、ノーザンパイク(カワカマス)という魚で、時にはかなりの大物も釣れるようです。
ところが、カナダ最大の都市、トロントのダウンタウンのまさにお膝元、見上げれば、昔は単一の建物として世界一高かったCNタワーや超高層コンドミニアム、オフィスタワーなどが林立するオンタリオ湖岸で、この朝、ウィルさんの竿にかかった魚は、とんでもない「モンスターフィッシュ」でした。
写真は、この記事の最後にあるリンクを開くと、カナダの公共放送、CBCのニュース記事原文に載っています。通称「マスキー」という、こちらの釣り人の間で一種の憧れの対象となるような巨魚です。ものすごいファイトになるので、ラインを切られたり、釣り竿を折られたりする魚です。
実は、私自身のお話で恐縮ですが、去年の10月1日、私の定例フィッシング・スポット、ロータリー・パーク(エージャックス市)で、「幻のモンスター・フィッシュ」をルアーでゲットし、5分ほどの壮絶なファイトの末、ラインをぶっち切られたあの魚も、私はこのマスキーではないかと思っています。あの時、あの巨魚は、水面上に姿を全然、現しませんでした。一瞬だけ背びれがスーッと目の前を横切っていきました。
マスキーには、もう一つ思い出があります。もう20年前ぐらいになりますかね。当時の私のボスの親戚筋にあたる釣り好きの若者、Kくんがトロントに来ていました。彼と二人で初めて夜釣りに行ったのです。車で1時間半ぐらい北西に行ったヤングス・ポイントというところで、陸釣りで、夜にウオールアイという、食べるとおいしい淡水魚が釣れるという情報だったのです。
夜の9時ぐらいから釣り始めて、結局、お目当てのウオールアイは1匹も釣れなかったのですが、もうそろそろ帰ろうかという時に、Kくんの竿にヒットがありました。それからほぼ15分、リールがヒステリックな唸り声を何回も何回も繰り返した挙句、ついにKくんは1.5メートルぐらいはあったマスキーを釣り上げたのです。
Kくんは、それからしばらくして郷里の千葉県に帰りましたが、あの時の興奮は、きっと生涯忘れることはないと思います。
以下のリンクを開いていただくと、CBCの記事原文や写真を見ることができます。
https://www.cbc.ca/news/canada/toronto/muskie-toronto-harbour-1.6637077
(注:ヘッダー写真の釣り師は私自身。幻のモンスターフィッシュをバラしたのは、この場所から150メートルほど北に行ったところです)
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