早めの入社を求められるプレッシャーは大きい!
転職希望者の多くが、現職を続けたまま転職活動を行います。
収入を得ないと生活が出来ない。
いつ内定を得ることが出来るのか、
いつ転職活動が終わるのかがわからない。
そんな活動を離職の状態で続けることは現実的には難しいです。
現職において余程のことが無い限りは、仕事を続けながら転職活動を行うことを私も勧めています。
その様な状態の人と話をしていて出てくる話、
『面接した企業が早い入社を希望している』
というもの。
特に志望意欲の高い企業からの『内定後の早めの入社の打診や確認』に対しては、退職交渉の段取りを知ってか知らずか、少し無理した短めの期間で『入社出来る様に頑張ります』と伝えてしまう。
希望が高い企業から聞かれれば、普通この様に言いますね。普通は。
では実際は、正式内定から入社日まで、どれくらいの期間が掛かるのでしょう。
正式内定後、その内容を確認する。
その内容についての確認事項があればそれをまとめ、企業に対して質問を行う。
数日待って回答を貰う。
その上で、最終的に内定を承諾することを決断。
企業に内定承諾の連絡を行う。
とここまでで、内定から一週間から10日程度でしょうか。
内定の承諾後に始まるのが現職の退職交渉です。
直属の上司に対し、口頭で退職の意志を伝える。
2~3回の面談を経て、退職の意志を受け止めて貰う。
ここまでで、1週間程度。
状況に応じてそれ以上掛かることもあり得ます。
退職の意志を受け止めて貰った後は、業務引き継ぎのスケジュールの相談。
有給休暇消化についての相談など。⇒最終出社日の確定など。⇒退職日の確定。
ということで、ここで掛かる時間は、役割や職位にもよりますが、
1.0ヶ月~2.0ヶ月くらいが一般的でしょうか。
これらすべての期間をざっくりと足すと、2.0ヶ月弱~3.0ヶ月弱くらい。
内定を出す企業がいくら『早く入社して欲しい』とはいっても、
現職の人は現実的に最短で1ヶ月以上はかかってしまいます。
にもかかわらず、
『内定を得られるか否か』そこに大きな不安を抱えている選考途中の求職者に対し、
『内定後の早期入社の打診や確認』の中で、正確な期間を得るのは難しいことと思った方が良いと考えます。
企業側の内定すら出していないその時点においてです。
『遅くても〇月〇日には入社出来る方で無いと、内定を出すことは出来ません。』
その様な前提がある様であれば、それはそれとしてとても重要な情報ですね。
企業にとっても大切なこと。
必要なことならば、選考を進めるのか、辞退するのかを含め検討をするタイミングを是非求職者に与えて欲しいと思っています。
ということで、本日はここまでとなります。
ありがとうございました♪
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■ 編集後記
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退職交渉から退職日まで、長過ぎる期間は不要と思います。
しかし、一定の引き継ぎ期間と有給休暇の消化期間について、
就業人生における数少ないリフレッシュが可能な期間として、
大切に活用頂きたいと思っています。
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