人材採用の現場で起こっていること|木村 芳章

このnoteは、『中小企業の人材採用』と『個人の就職/転職活動』を双方向から支援している木村が『求人企業と求職個人の間で起きているリアルな情報』をお届けしています。

人材採用の現場で起こっていること|木村 芳章

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最近の記事

転職活動支援面談の結果、活動を一時停止することを決断。

今回は、転職活動の支援をさせて頂いている方との面談よりお伝えです。 面談での結論としては、転職活動を一時停止するということになりました。 私は、今回の面談を通じ、転職その目的の重要性を改めて感じることが出来ました。 どうしてこの話をしようと思ったかというと、転職は自身の目的を叶える為の手段の一部であるということを改めてお伝えしたいと思ったからです。 日々転職活動をしている方からのご相談において、 応募する求人、希望する求人の有無や、書類選考や面接選考での合否など、それぞれ

    • 採用活動の進め方はどこで習う?

      今回は採用活動の進め方を『どこで習うか』についてお伝えしたいと思います。 ちなみに私は、この採用活動を明確に誰かに習ったという記憶が無いんです。 なぜこの話をしようと思ったかというと、企業の採用活動に関わる中で、 採用担当の方が明確な意図を持ち対応していること、 それが少ない様に感じることが多いからです。 その多くが、人が足りない、人材が欲しいとのニーズから、 求人広告にコストを掛け、結果応募が来ない、または、 ターゲットにあった人からの応募が無い。 この様な状態に陥

      • 年収条件は提示これからです。内定の承諾をしています。

        年収条件を確認する事無く、内定の承諾を企業に伝えた方(Aさん)からのご相談です。 Aさん: 『年収条件について確認したいのですが、企業から出てくるのを待った方が良いでしょうか?』との問い合わせでした。 内定であるということは確認出来ているとのことでした。 私: 『企業側としても、年収条件を出さないと、内定の承諾に向けた判断が出来ないということはわかっているので、もう少しだけ待ってみてはどうでしょうか。』と伝えたわけです。 すると、 Aさん: 『内定の承諾につい

        • 早めの入社を求められるプレッシャーは大きい!

          転職希望者の多くが、現職を続けたまま転職活動を行います。 収入を得ないと生活が出来ない。いつ内定を得ることが出来るのか、 いつ転職活動が終わるのかがわからない。そんな活動を離職の状態で続けることは現実的には難しいです。 現職において余程のことが無い限りは、仕事を続けながら転職活動を行うことを私も勧めています。 その様な状態の人と話をしていて出てくる話、 『面接した企業が早い入社を希望している』というもの。 特に志望意欲の高い企業からの『内定後の早めの入社の打診や確認

          面接で年収のことを質問するのは気まずいけど!?

          今回は、面接での確認についてです。 『年収についての質問は面接の時にしても良いのでしょうか?』 選考の流れとしては、年収確定の前に合否が先。 合格(=内定)になる人に対して年収の試算を。 と、基本的にはこの流れ。 選考の早い段階から年収を聞いても具体的な内容が聞けないことが多いです。 こんな話を求職者とは良くします。 求職者としても、意欲を見せるべき選考段階において、年収の質問はしにくいと感じています。 『年収のことを聞くとイメージ良くないですよね。』企業からの

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          履歴書の記入は和暦?それとも西暦?

          今回は、就職や転職の際に応募書類となる履歴書の記入について。 先日求職者からこんな質問を貰いました。 『令和元年』の『年』は書いた方が良いでしょうか?というもの。 貰った質問に対しては、 履歴書の多くが、枠の一番上に、『年と月』と書いてあることが多いということを伝えつつ、書いてある場合には、『年』は書かなくても大丈夫!と回答しました。 このやりとりをしている中で、思い出したことがあります。 書類選考をしている中で、地味に面倒なことがあるということです。 それは、

          履歴書の記入は和暦?それとも西暦?

          求人票の記載内容シリーズ!?『勤務地』。

          今回は、求人票の記載内容、『勤務地』についてです。 仕事を探している人の中で、『勤務地』希望をかなり狭いエリアで限定している方が一定の割合でいます。 勤務地の希望をお持ちの方から次の様な質問を頂いたことがあります。 『求人票に記載の勤務地が複数あり、希望の場所に行けるかわからない為、応募が出来ません。』いかがでしょうか。 この様な話は特別なものでは無く、 勤務地を限定したい人にとっては、それが重要な課題なのです。 これまで求人情報には、勤務地①、勤務地②など、同じ

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          求人票の記載内容シリーズ!?『未経験可』。

          今回は、求人票の記載内容、『未経験可』についてです。 これも結構聞かれることがある質問。 また、書類選考で不合格となった方からは次の様な話があったりします。 『未経験可とあったのに落ちました。』 『未経験可の求人、経験があったのに落ちました。』 改めて、求人票への記載内容、その文言選びの難しさを感じます。 『未経験可』という求人がらみの質問や話の多くが、 年齢的にその求人のターゲットになっていないと思われる方々が多い印象があり、 年齢条件を示すことが出来無いことによる

          求人票の記載内容シリーズ!?『未経験可』。

          求人票の『尚可』の条件、その効果は。

          今回は、求人票の記載内容についてです。 これも結構聞かれることが多い質問です。 求める経験などの欄に書いてある『尚可』について、、、 『WANT』『あれば尚可』などの表現で書いている企業も多いのではないでしょうか。 今回は、この『尚可』を求職者はどの様にみるのか、 考えていきたいと思います。 ここを踏まえ、『尚可』を使わないと、どうなってしまうのか。 ・応募して欲しい、まさにターゲットと思える人が応募することをやめてしまう。・応募ターゲットでは無い人からの応募が増

          求人票の『尚可』の条件、その効果は。

          転職媒体のスカウト機能、その活用とは!?

          個人が転職を意識した時にすること、 その多くが転職サイトへの登録だと思います。 転職サイトに登録すると、 そのサイトに掲載されている企業求人をみることが出来ます。 更に、企業からのスカウトなどを受け取る設定にすると、 それら求人企業から『自社の求人に応募しませんか?』というスカウトが届きます。 この様なスカウト求人を中心に応募しているという人も多いのではないでしょうか。 このスカウトがまた、求職者を悩ませたりもしています。 今日は求人のスカウトについて話したいと思いま

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          面談ついでに、社内での面談のはなし。

          就職や転職での面談・面接の話をしてきました。 今回は、その流れで社内面談についてです。 人事評価面談 人事考課面談 キャリア面談 MBO面談 目標管理面談 フィードバック面談 そして、最近良く聞く、1on1(ワンオンワン) など、 呼び方はいろいろありますが、 職場の上司と部下が1対1で話をする場、面談、、 ほとんどの組織で行っているのではないでしょうか。 と、ここで何故、社内面談の話を持ち込んだかというと、 人材採用の観点で、部下との価値ある面談が出来る上司は

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          面談を受けている時、無意識に感じとるものとは。

          面談ロープレをしている中で感じたことをシェアさせて貰おうと思います。 面談ロープレで、非面談者役をやることで感じることがあります。 面談者がする質問、それは、 ・聴こうとしているのか、 ・言わせようとしているのか、 ・言おうとしているのか、 ・その場のやりとりに集中しての質問か、 多くはこれら4つくらいでしょうか。 また、質問の仕方などを通じて感じること、それは、 ・興味・関心をもって聞いているか、 ・聞かなければならないから聞いているか、 ・聞きにくいと感じなが

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          面接や面談における傾聴力とは!?

          今日の面談力向上トレーニングでのこと。 まだ面接の対応を始めて数ヵ月の人の面談が、、 何だか良かったのです。。。その面談。 そこで改めて『傾聴』について考えてみました。 良かった面談とは、面談が上手いという感じとも違う感じで、、 本人の緊張も伝わってくる感じもありました。 それでも、その一つ一つの質問が素直で、、 被面談者役を演じているこちらとしても、、、 なんだか素直に答えてしまう、 つられて余計に答えてしまう、 そんなやりとりだったんです。 面接や面談におい

          面接や面談における傾聴力とは!?

          人材紹介会社を使って採用すると高い?!

          人材の採用活動について、 今回は人材紹介会社についてです。 人材紹介会社を使って採用する、 なんだか高いお金が掛かりそう!! そう感じる方も多いのではないでしょうか。 私自身、人材紹介会社に在籍経験があります。 紹介会社さんに払うお金は無い、ということで、依頼を頂けないこともありました。 また、私がある企業で採用実務を行っていた時は、人材紹介会社の協力があり、採用プロジェクトを成功させたこともあります。 これらの経験から、人材紹介会社の活用について、今回は特にコスト

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          書類選考が通りません。どう活動をしたら良いでしょう?

          今日はこの様なやりとりがありましたのでご紹介。 『書類選考が通りません。』 『どの様な活動をしたら良いでしょうか?』 というものです。 どんな希望条件を持っているのか、どんな企業を受けてきたのかを確認したところ、 希望条件は、 ・自宅から遠くないところ ・安定した企業で、不安無く働くことが出来るところ ・事務職 これまでの活動については、 ・大手の転職サイトに登録 ・希望エリア内の求人があれば応募 ・オファー求人があれば、条件をみて応募 また、転職相談のアド

          書類選考が通りません。どう活動をしたら良いでしょう?

          『明日以降に合否の連絡をさせて頂きます。』って!?

          転職活動中のAさん。 面接日から1週間経って、 『1週間経っても連絡が無いということは不合格ということでしょうか?』との問い合わせ。 面接時のやりとりを確認すると、 『明日以降に合否の連絡をさせて頂きます。』と聞いていると。。。 これを聞いて???  『明日以降』って?! という感じ。 『●日までには連絡します!』 これならわかりますけども、、、 『明日以降に』ってどういうことでしょう! 面接の日に言われたので、 『今日の面接の結果、今日は出ません。』

          『明日以降に合否の連絡をさせて頂きます。』って!?