国立公園を巡る旅③
自然をどう捉えるかは本当にそれぞれだと思います。
考え方一つで、見え方も変わってきます。
例えば、木が倒れるって「あってはならないこと」でしょうか?
木が枯れる、だとどうでしょうか?
森が新陳代謝をする、ならどうでしょうか?
木は光を求めるので、川沿いに生えた木は太くなりながら、川の上へ上へと幹を伸ばします。
そして、すべての木は、いつか倒れます。
川の上に伸びて太く長く成長して、その後に倒れた木は、対岸へと倒れ、小動物が川を渡る橋になります。
もし川を跨ぐように倒れている木を偶然見つけたら何も知らなければとても不思議に思いますが、たくさんの必然が重なり、目の前に現象として現れます。
必然だけでもなく、偶然だけでもない。なるべくしてなったように見えても無数の偶然があったり、偶然が重なってできているように見えても必然が隠れている。
川や森や山の成り立ち。植物や虫や動物の進化や変化の痕跡。
自然をしっかりと観察していると、そんな風に思えてきます。
なぜそんな風になったのか?をそこにある姿から想像できるようになると、自然を観察するのがどんどん楽しくなってきます。
考えて考えて「なぜこうなったのか全く分からない!」となってからガイドさんから解説を聞くと、一番のめり込めるような気がしました。
なので国立公園を巡るときは、なるべく2日目にガイドさんと歩くようなツアーを申し込んでいます。
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