見出し画像

「In the Outdoor白浜志原海岸」に込めた想いや裏話③

こんにちは。
OUTDOOR TRIP代表の南畑です。

①施設名の由来、②写真集ときて、今回の③は私たちのバックグラウンドについてお話しします。


キャンプ場から始まった会社

近年グランピング施設を開業する会社は、ホテルや不動産会社、飲食店や貿易商社など元々の事業はさまざまですが、私たちは和歌山県のひとつのキャンプ場から始まりました。

「ACN南紀串本リゾート大島」というロケーションにとても恵まれたキャンプ場です。

リゾート大島

このキャンプ場は私の父が36年前にオープンしました。私は小学生のときからキャンプ場を経営することが夢で、父親の事業の跡を継ぎました。

志原海岸に出会う、ほんの少し前。2021年2月に、会社名を「株式会社リゾート大島」から「OUTDOOR TRIP株式会社」」に変更いたしました。


老舗キャンプ場がつくったグランピング施設

アウトドア業界の外側から見ると「キャンプ場」と「グランピング施設」の違いはほとんどないくらいかもしれませんが、業界の内側から見ると実は全く違う施設です。

「ラグジュアリー」「ホテルのような」「今までにない体験」・・・

これらのコピーは、グランピング施設が発する「キャンプ場と同じではないんです!」というメッセージでもあります(笑)

一応解説いたしますと、キャンプ場はテントを持ち込んで設営し、食材を自分たちで用意して炭火などで調理し、共同のトイレと炊事場を使う。大体そういうイメージです。

グランピング施設では、お客様がテントを設営することはなく、食事は用意されており、手ぶらで訪れればホテルに近いようなサービスを受けられる。業界が生まれて間もないため、明確に表現するのは難しいのですが、そういう存在です。

そんな「キャンプ場」が「グランピング施設」を作るならどうするか。そこを考え尽くしてできたのが「In the Outdoor白浜志原海岸」です。


他のグランピング施設との違い

グランピング施設としてお客様の期待に応え、ご満足いただくことは当然として、さらに「キャンプ場」をルーツに持つ私たちだけができることを考えました。

住箱 by snow peak

コンセプトとして立てたのは「中と外の境界が曖昧になること」そして「アウトドアの醍醐味を味わえる施設にすること」。

具体的には、全宿泊棟に焚き火台を備え付け、薪を使い放題としました。

さらに夜間のイルミネーションは設置せず、星空を見てもらう仕様にしました。

お食事でも、お手軽でありながら「最後の仕上げを自分たちでする」という最高のスパイスを残しました。

他の部分でも「とにかく優雅な気分に」よりも「快適な空間の中でリラックスしながら、何かを感じてもらうこと」を大切にしています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?