絵カードの余白
この絵カードは、「同じ色の果物はどれ?」という三択の問題のカードです。
タップすると、白黒の絵に色がつくようにしてあります。
(作り方は、「指伝話メモリ:タップすると画像が変わっていくカード」を参照してください。)
これを岡山の講演会で紹介した時の会場の反応は
「岡山では桃は白ですけどね。」
がーん 😱 白桃、ですよね。。。やっぱり。。。
決めつけてはいけない。これは人生のどんな場面でも大事です。
桃をタップした時にピンク色がついたのを見て「桃は白ですけど…」と言った子どもに対して、「ここでは桃はピンクです。桃色っていうでしょ?」と凄むのは、大人気ないですね。「まーくんが正解!いつも食べる桃は白色だもんね」「ところでさ、このカードはどうしてピンクなんだろうねぇ」と話題を広げていくのが大人です。😅
他の2つの果物も同じです。緑色のみかんもありますし、青リンゴもあります。
それもあって、指伝話メモリの教材サンプルでは、カードをタップした時に「正解!」とか「ぶぶー!」とか言わないものが多いです。それは、目的が正解を選ぶことではないからです。コミュニケーションのきっかけ(機会)になる絵カード、そのことを「カードの余白」と呼んでいます。
使い方を決めつけない。こちらが想定していた使い方と違ってもいい、むしろその方がいいというくらいでないと、ですよね。
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