![指伝話南部のことば](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/19261761/rectangle_large_type_2_26b8f5a2c51bd6ef9baa4f025fe74ab8.png?width=1200)
指伝話タグ
指伝話メモリでは、セットごとに話者、音程、速度を指定することができますが、カードごとに音声を変えることもできます。カードの中で話す途中で変えることもできます。
それらは、指伝話タグと呼ばれる記述によって指定します。今回はその指伝話タグについて説明をします。
標準のタグ
指伝話タグは、半角の [ ] でくくって指定します。標準のタグは次の通りです。
[Sayaka] 話者を SAYAKA にする
[Haruka] 話者を HARUKA にする
[Sho] 話者を SHO にする
[Ryo] 話者を RYO にする
[V:100] 音量を 100 に設定する(値は0〜500)
[S:150] 速度を 150 に設定する(値は50〜400)
[P:150] 音程を 150 に設定する(値は50〜200)
[B:0.3] 間を 0.3秒 とる(値は0.1〜60秒)
なお、タグではない文字を [ ] でくくった場合は、読み飛ばします。
[赤ずきんちゃん]
[haruka]おばあさん? どうしてそんなにお耳がおおきいの?[b:0.4]
[sayaka][p:65][s:70]それはね、お前のかわいい声を聞くためだよ?[b:0.2]
[p:200] [s:100]
[Julie]Wow. really?
[Paul]That's amazing!
言語を指定するタグ
指伝話メモリから、iOS/iPadOSの持つ多言語を呼び出して話すことができます。
[system:en-US] 英語 (United States)
[system:en-GB] 英語 (United Kingdom)
[system:en-IE] 英語 (Ireland)
[system:en-ZA] 英語 (South Africa)
[system:en-AU] 英語 (Australia)
[system:fr-FR] フランス語 (France)
[system:fr-CA] フランス語 (Canada)
[system:it-IT] イタリア語 (Italy)
[system:es-ES] スペイン語 (Spain)
[system:es-MX] スペイン語 (Mexico)
[system:pt-PT] ポルトガル語 (Portugal)
[system:pt-BR] ポルトガル語 (Brazil)
[system:nl-NL] オランダ語 (Netherlands)
[system:nl-BE] オランダ語 (Belgium)
[system:zh-CN] 中国語 (China)
[system:zh-HK] 中国語 (Hong Kong)
[system:zh-TW] 中国語 (Taiwan)
[system:ko-KR] 韓国語(Korea)
[system:th-TH] タイ語 (Thailand)
[system:ar-SA] アラビア語 (Saudi Arabia)
[system:tr-TR] トルコ語 (Turkey)
[system:pl-PL] ポーランド語 (Poland)
[system:ro-RO] ルーマニア語 (Romania)
[system:hu-HU] ハンガリー語 (Hungary)
[system:cs-CZ] チェコ語 (Czech Republic)
[system:sk-SK] スロバキア語 (Slovakia)
[system:de-DE] ドイツ語 (Germany)
[system:no-NO] ノルウェー語 (Norway)
[system:da-DK] デンマーク語 (Denmark)
[system:fi-FI] フィンランド語 (Finland)
[system:sv-SE] スウェーデン語 (Sweden)
[system:ru-RU] ロシア語 (Russia)
[system:el-GR] ギリシャ語 (Greece)
[system:id-ID] インドネシア語 (Indonesia)
[system:ja-JP] 日本語 (Japan)
こんなふうに記述します。
フィンランド語でありがとうは [system:fi-FI]Kiitos [Sayaka]といいます。
漢字の読み方・その他入力のコツ
指伝話は漢字を含むことばを読み上げますが、読み方は自動判別です。例えば「山内さん」と書くと「やまうちさん」と読みます。これを「やまのうちさん」と読ませたい場合は、「ヤマノウチさん」とカタカナで入力すると良いです。
指伝話は基本的に漢字で書いた方が良く読みます。「ヤマノウチと読んでください」と「ヤマノウチと呼んでください」は異なる発音をします。
カタカナにしたり、間に中黒(・)を入れたり、文章の最後に疑問符(?)をつけたりすることで、読み方が変わるのを利用して、自分が望んでいる発音を探すのも楽しいことです。青森に行った時に、南部弁を話すことに挑戦してみました。
南部弁のネイティブの人からすると、まだまだなぁというところかもしれませんが、一緒にいろいろ試した時間がとても楽しかったです。この時間こそが、コミュニケーションですよね。
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