ローマ字入力の怪への対応
スイッチコントロールでグライドカーソルを使い、ローマ字入力をする際に、一部の漢字変換候補を選択しても入力されないという問題が発生しています。(iPadOS 17.4.1現在)
その場合の対応方法についての説明です。
拡張予測変換をオフにすれば問題解消
結論からすると、「設定 > アクセシビリティ > スイッチコントロール > 拡張予測変換」をオフにすれば、この現象は起こらなくなります。
問題が起きる時と起きない時の比較動画でご確認ください。
この現象について
この現象は、ローマ字入力でスイッチコントロールの拡張予測変換がオンの時に、母音から始まる入力で表示された予測変換候補を選択した時に起きるようです。特定の文字列が選択できないのではなさそうです。
「さやかです」を入力しようと「s」をキーボードで選択して変換候補に表示された「さやかです」を選んだ場合は、きちんと入力されます。
「ありがとう」を入力しようと「a」をキーボードで選択して変換候補に表示された「ありがとう」を選んだ場合は、選んだものが入力されずに消えてしまいます。しかし、前に選択した予測変換候補に続いて選んだ「ありがとう」であれば入力されます。
拡張予測変換は、日本語環境では意味のない設定なのですが、こんなところに影響してしまっているとはなかなかわかりませんね。いつかは問題は修正されると思いますが、それまではこの方法で回避してください。
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