人間という生き物。
人間という生き物は…食物連鎖のヒエラルキーのトップに君臨し続けています。
その理由は…他の生き物よりも身体的な能力が優れているというわけではありません。
未だにトップが変わっていない理由とは…他の生き物よりも、圧倒的に頭を使うことに長けていたからです。
今現在こうして僕らの日常があるのも…人類が昔から頭を使ってきたからであり、文明が発達したおかげというわけなんですね。
物は使いようだという言葉がありますが、その物を作り出したのも人類であり、本当に重要なこととは…物の使い方よりも頭の使い方ではないでしょうか。
しかし、頭を使うことに長けている反面、人は最も不安定な生き物でもあると思います。
特に平和を手にしている現代だからこそ、命の危機感など持ち合わせている筈もなく、現代病とも呼ばれる精神疾患などの原因は…時代という背景が生みだしているのかも知れません。
と言っても、平和になったのは人間界での話しであって、昔も今も自然界は変わらず弱肉強食の世界のままです。
自然界には…規律は存在せず、善悪の概念なんてありません。
生き物として1日を生きることのみに必死です。毎日死が隣り合わせにあるのが普通なのでしょう。
そういう自然界と比較すると…いかに今の平和な人間界が生き易い世界だと理解することができると思います。
この世に生まれてきた時に…既にヒエラルキーのトップに君臨している。
改めてそう考えると…人間として生まれただけで幸せだと言えるのではないでしょうか。
もしかしたら、他の生き物で生まれていた可能性もあったかも知れません。
その場合寿命まで生きることは…人間よりも困難だったとも思います。
人間界と自然界では…生きていくことの不安の価値観は全く異なるというわけです。
人は直ぐに俯き、考え悩んで苦悩した末、生き辛くなってしまう…
そんな悪循環の思考のままで、幸せになれる筈が無いんですよね。
いただきます‼︎という言葉の意味を改めて考え、毎日他の生き物の命を頂くことで、自分が生きながらえることができている認識をすること。
そういう感謝の心を忘れずに人として誇りを持って生きること。
そうすればきっと生き辛いという悩みは次第に違う悩みへと昇華する。僕はそんな気がします。
頭を使い、何を考え、何に悩むのか?
人としてそこを理解して、ポジティブに幸せ度を高めていくことに頭を使うことができれば…人は幸せに向かって生きていけるのではないでしょうか。