30代男性。ヨーロッパ一人旅〜フランスの田舎街〜13
フランスの田舎生活2日目。
朝7時に起きて、友人と2人で彼の家族行きつけのパン屋さんに向かいました。
どうやらほぼ毎朝パン屋さんでパンを調達するらしく、やはりフランス人のパンへのこだわりは凄まじいと感じました。
自分はチョコ入りのクロワッサンを購入。たどたどしいフランス語でしたがなんとか通じました。
友人は家族の分も購入。
余談ですが、チョコの入ったパンは地域で呼び方が違うそうです。
pain au chocolat パンオショコラ:パリなどの北部、東部
chocolatine ショコラティーヌ:南西部
友人にパンオショコラと言うと、パリの気取ったやつらみたいな言い方するなと怒られました(もちろん本気で怒ってない)
朝食を食べた後は、2人で日曜日のマーケットを見に行きました。
小さな広場でこじんまりとしたマーケットでしたが、活気があって良かったです。ただ、田舎だけあって若者の姿はほとんどなく、お年寄りばかりの印象でした。
アジア人が自分一人だったので、周りからの視線をビシビシ感じながら一周見てまわりました。
家に帰ったあとはというと、
友人は今度、日本語能力試験N2を受験するそうで日本語についての質問をたくさんしてきました。
ノートにびっしりとメモがあり、日本語への想いの強さを感じました。
大学を卒業したら日本へワーキングホリデーに来るつもりなのだそうです。
2年後なのでまだまだ先ですが、その時が今から楽しみです。
お昼ご飯の時間になりキッチンに行くと、なんとお父さんがチキンを丸々1羽オーブンに入れていました笑
どうやら盛大なおもてなしはまだ続いていたようです。ニワトリも飼ってると言っていた気がするのですが、まさか……?
この他にも美味しい料理をたくさん頂きました。
午後は、丘の上にある古い街並みが残る場所へ案内してくれました。
どこを切り取っても絵になりますね。素敵な場所でした。
それからはリビングでお話をしたり、犬の散歩にいったりしてゆったりと時間を過ごしました。
家族と過ごす最後の食事は、なんとステーキでした。最後まで豪華です笑
お母さんの焼いたステーキの焼き加減が絶妙で、ほんとうに柔らかくて、レストランに引けを取らないおいしさでした。
聞けば、ご両親は共働きなこともあり普段はパスタなど簡単な料理がほとんどとのこと。
息子の初めての日本人友達のために、精一杯おもてなししようとしてくれる気持ちに胸がいっぱいになりました。
日本もフランスは遠く離れた国ですが、おもてなしという文化は同じなんだなと親近感を感じた2日間でした。