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30代男性。ヨーロッパ一人旅21〜旅の終わり〜

帰国前日。1日時間があるのは今日で最後です。

最後の日も快晴で気持ちの良い朝でした。
朝食では中国、スイス、オーストラリアなどいろいろな国の人が集まって会話をしました。

今日はどこに行くとか、普段はなんの仕事をしているだとかたわいのない会話ですがそれが自分にとって楽しい時間です。

朝は駅近くのマーケットを散策しました。

マーケット自体は生鮮食品がメインだったので買うものはありませんでしたが、路上でボサノバの弾き語りをしているお兄さんがいたので20分くらい聴いていました。

実は自分、高校生の頃ボサノバギターを練習していた時期があります。日本ではなかなか生で聴く機会がないので嬉しかったです。

昔の音楽なのでやはり若者にはあまり人気がないようでお年寄りの方たちに混じって楽しんでいると、お兄さんも喜んでいる様子でした。

残った硬貨を全部チップであげて立ち去り、ビーチ近くにもマーケットがあるので今度はそちらへ向かいました。
先ほどとは対照的に絵画や民芸品、スイーツなどが豊富な場所でした。いい機会なので日本へのお土産を数点購入。

お昼ご飯に何かを食べたと思うのですが、どうしても思い出せません笑

午後はお気に入りのベンチに座ってひたすらにゆっくり過ごしました。

海風を感じながら読書をしたり、隣に偶然きた人と話をしたり、海を見てぼーっとしたり、、、

16時くらいになったようやく立ち上がり一度ゲストハウスに戻りました。

自分の下のベッドで宿泊しているフランクというオーストラリア人が、晩御飯に誘ってくれたので今度はOKして行くことに。

余談ですが海外の人たちってディナーやバーに行く時は必ずシャワーを浴びてシャツに着替えるんですよね。香水も忘れない。

昼間は短パンTシャツサンダルのスタイルなのに夜だけはきちんとしていて、なんだかそういう文化もいいなぁと思います。

さぁ出発と思いきや、彼はまずスーパーに行ってロゼワインを1本買いました。
「帰ってきてから飲む用の分ね」と言ってホテルの冷蔵庫に保管。

どんだけ飲む気なんだ・・・?

結局、バー⇨レストラン⇨バーと3件のお店をハシゴしてゲストハウスに戻ってきました。
その時点でかなり結構酔っていて正直何を話していたか全く覚えていません笑
フランクは自分の2倍のペースで飲んでいたので、相当飲んでいるはずなのにケロッとしていました。

2件目でボロネーゼを注文しました
3件目のバー。2階席からの写真

戻ってきてからもフランクは冷蔵庫に入れておいたワインを嬉しそうに空けていました。

ところでゲストハウスにはたいていアコースティックギターが置いてあるのをご存知でしょうか。

会話の流れからギターが弾けることを言っていたので、初めてゲストハウスでギターに触ることになりました。

そこで自分が弾いた曲が

Nujabes: Aruarian dance

ジョアン・ジルベルト:イパネマの娘

という渋すぎる選曲

おかげでまったりとした雰囲気に。

考えてみたら盛り上がって一緒に歌える曲を想像していたのかもしれないと思うと少し後悔があります笑

夜も更け、翌朝は飛行機のために早朝に起きる必要があったので別れの挨拶をしてベッドへ。長いようで短かった旅が終わりました。

二日酔いで。


ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。まさか書き終えるまでにこんなに時間がかかるとは。

思えば最後まで充実した旅でした。

英語が全く話せなかった時にした一人旅では通常のホテルに泊まっていたし

たまに話しかけられてもゲイだったりお金を要求されたり(たまにいい出会いもあったが)

それはそれで旅のいい思い出ですが、英語が少しわかるようになって旅をすると景色は全く変わってきました。

旅で一番楽しい瞬間は観光地に行くことではなく、旅をしなければ出会えなかった人たちとの出会いだと思っています。

それができただけでも行ってよかったなと思える一人旅でした。

次はエジプト、スイス、ポルトガルに行きたいのですが何年後になるやら、、

ではまた、何かの記事で。

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