よっしー🇸🇬

GAFAのエンジニア部門のアジア太平洋責任者、趣味で30冊以上の著書を執筆、楽譜の読めない音楽家。純日本人、英語苦手、海外転職、語学学習、多国籍組織、海外珍事件を小説風に不定期で発信。 要望や質問はこちら📩: note+q@satoo.me ※noteの内容は全て個人の見解です

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【はじめてのnote】シンガポール発、アジアの社窓から

思いつきでnoteを始めてみた。僕は仕事では綿密な計画を立てるタイプだが、プライベートでは「とりあえずやってみる」精神の持ち主だ。このnoteも、趣味で書き上げた30冊以上の著書も、プロを目指して始めたベースギターも、すべてそんな思いつきから生まれた。 まずは、簡単に自己紹介をしておこう。 僕は、世界中に拠点を置く巨大IT企業のGoogleで管理職をしている。聞こえはいいが、要はただのサラリーマンだ。僕のチームには数十名のメンバーがいて、その国籍や居住地は様々な国に散らば

    • 【教育】インターナショナルスクールのあれこれ④ 『人気校への入り方 - 幼少期編』

      シンガポールの高層マンション。窓の外には、朝日に照らされたマリーナベイ・サンズが、まるでSF映画の宇宙船のように輝いている。 僕は、冷えたアイスコーヒーを飲みながら、このnoteを書いている。キーボードを叩く音だけが静かに響く部屋の中で、子どもたちがまだ小さかった頃、インターナショナルスクールの入学に奔走した時を思い返していた。 今回のこのnoteのトピックは、タイトルだけを見ると、幼少期からインターナショナルスクールに子どもを入学させようとしている、もしくは、すでに入学

      • 【教育】インターナショナルスクールのあれこれ③ 『学校選びの基準』

        シンガポールの高層マンション。窓の外には、朝日に照らされたマリーナベイ・サンズが、まるでSF映画の宇宙船のように浮かんでいた。 僕は、濃いめのアイスコーヒーを飲みながら、子どもたちのインターナショナルスクールについて考えていた。シンガポールに来て約10年、ローカル幼稚園1つとインターナショナルスクール4つを経験してきた。まるで渡り鳥のように学校を渡り歩いてきたわけだが、それは決して子どもたちが学校に馴染めなかったからではない。むしろ、子どもたちの将来の可能性を広げるため、長

        • 【教育】インターナショナルスクールのあれこれ② 『納得感のある授業内容』

          シンガポールの高層マンション。雨季に入ったシンガポールの窓の外には、スコールが滝のように降り注いで、熱帯の街を容赦なく洗い流している。 そんなある日、僕は、アイスコーヒーを飲みながら、過ぎ去った日々をぼんやりと思い出していた。2020年、世界中がコロナ渦に巻き込まれたあの年、僕の子どもたちも例外なく、在宅学習を強いられることになった。当時、僕の下の子どもたちはまだGrade 1とGrade 2、日本の幼稚園の年長と小学校1年生くらいの年齢だった。 「ホームベースラーニング

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        マガジン

        • 【キャリア】採用面接を攻略した僕の人体実験【全6話】
          6本
        • 【英語】ビジネス英語を攻略した僕の人体実験 【全30話】
          30本

        記事

          【教育】インターナショナルスクールのあれこれ① 『親に求められる英語力』

          シンガポールの高層マンション。窓の外には、濃い藍色の熱帯夜に、宝石のように煌めく高層ビル群の光が、果てしなく広がっている。まるで、SF映画のワンシーンに迷い込んだようだ。 僕は、氷が溶けかけたアイスコーヒーをゆっくりと回し、その表面に映る自分の顔をぼんやりと眺めていた。シンガポールに来て約10年。子供たちは3人とも、この国のインターナショナルスクールに通っている。 日本で生まれ育った僕にとって、インターナショナルスクールは、遠い異国の地の、まるで蜃気楼のような存在だった。

          【教育】インターナショナルスクールのあれこれ① 『親に求められる英語力』

          【英語】英語力はしばらく使わないとどうなるのか 『英語力は劣化するってほんと?』

          シンガポールの高層マンション。窓の外には、熱帯特有のスコールが容赦なく降り注いでいて、まるで世界が水の中に沈んでいくような錯覚に陥った。9日間の日本旅行を終えて戻ってきた僕は、まだスーツケースも開けずに、窓辺に佇んでいた。 体は確かにシンガポールに戻ってきたはずなのに、心はまだ日本のどこかに置き去りにされたままのようだった。それはまるで、古い蓄音機の針が、レコード盤の溝に引っかかって同じ場所をぐるぐると回り続けているような、そんな奇妙な感覚だった。 日本の風景、匂い、音、

          【英語】英語力はしばらく使わないとどうなるのか 『英語力は劣化するってほんと?』

          【生活】久しぶりに日本を旅行して感じた日本とシンガポールの違い

          シンガポールの高層マンション。窓の外には、建設中のビルがいくつも立ち並んでいた。クレーンが鉄骨を吊り上げ、溶接の火花が散る。それはまるで、未来都市の建設現場のようでありながら、同時に、巨大な墓標が空に向かって無数に伸びていくような、奇妙な不気味さを孕んでいた。まるで、生と死が隣り合わせに存在する、この世界の縮図のようだった。 僕はこの1週間は久しぶりに日本で観光をしていた。最初は有給1週間にしようかなと思ったけど、子どもたちの学校は2週間秋休みだったので自分も遠慮なく2週間

          【生活】久しぶりに日本を旅行して感じた日本とシンガポールの違い

          【キャリア】純国産の僕が世界に出るためにやったこと 『日本人でよかった...』

          シンガポールの高層マンション。窓の外には、スコールが滝のように降り注いで、熱帯植物の葉を叩きつける音が、まるで怒涛のように響いていた。熱帯の嵐はいつも唐突にやってくる。まるで感情の起伏が激しい女のように。僕は、冷えたアイスコーヒーを一口飲み干すと、深い溜息をついた。氷がカラカラと音を立てる。 ここシンガポールに来てから、どれくらい経っただろう。もう時間の流れさえ曖昧になってしまった。日本でMicrosoftやGoogleで働いていた時、僕は社内応募で20以上のポジションに応

          【キャリア】純国産の僕が世界に出るためにやったこと 『日本人でよかった...』

          【キャリア】社会で成功を感じるために学歴や過去の実績よりも大切なこと

          シンガポールの高層マンション。窓の外には、チャンギ空港を行き交う飛行機の光が、まるで夜空に描かれた星座のように、ゆっくりと弧を描いている。僕は、その光を眺めながら、氷の溶けかけたスコッチを傾け、グラスの底で揺れる琥珀色の液体をぼんやりと見つめていた。遠い故郷、日本での日々が、まるで古い映画のワンシーンのように、脳裏に蘇ってくる。あの頃の僕は、周りのみんなと同じように、良い大学に入って、良い会社に就職することが、人生の成功への唯一の道だと信じて疑わなかった。まるで、飼い主の投げ

          【キャリア】社会で成功を感じるために学歴や過去の実績よりも大切なこと

          【スキル】続・英語プレゼンが死ぬほど苦手なあなたに僕の「秘密の極意」を共有します

          シンガポールの高層マンション。窓の外には、けたたましいサイレンを鳴らしながら、ドリアンを満載したトラックが爆走している。いや、それは昨夜見たただの夢だ。現実世界では、ドリアントラックは走っていない。昨夜の熱帯の夜は、いつも刺激に満ちていた。まるで、五感を刺激するカクテルを飲んだ後のように、僕は興奮と不安が入り混じった奇妙な高揚感に包まれていた。 今日は、前回に続き、英語が苦手な僕が、どのように英語など他言語でプレゼンテーションをくぐり抜けているのか、もう一つの例を紹介しよう

          【スキル】続・英語プレゼンが死ぬほど苦手なあなたに僕の「秘密の極意」を共有します

          【スキル】英語プレゼンが死ぬほど苦手なあなたに僕の「秘密の極意」を共有します

          シンガポールの高層マンション。窓の外には、スコール上がりのむせ返るような熱気が渦巻き、街の喧騒を包み込んでいた。冷房の効いた部屋で、僕は氷の溶けかけたアイスコーヒーを一口飲む。苦味が喉を通り過ぎると、遠い記憶が蘇ってきた。それは、まるで底なし沼のような深淵を覗き込むような、奇妙で不可解な出来事だった。 あれは僕がまだ社会に出たばかりの頃、東京でサラリーマンをしていた時のことだ。僕はと言えば、生まれついての引っ込み思案で、人前で話すとなると、心臓がバクバクと高鳴り、冷や汗が止

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          【キャリア】人生設計やキャリアに迷っている人に伝えたいこと『迷った時の正解の選び方』

          シンガポールの高層マンション。窓の外には、建設中のビルがニョキニョキと生えていて、まるで巨大な豆苗農園みたいだった。その向こうには、朝日にきらめくマリーナベイ・サンズ。まるでSF映画に出てくる宇宙船みたいだ。下の方を見ると、プールサイドで日光浴を楽しむ人々が見える。彼らの肌は、まるでココナッツオイルを塗りすぎたみたいにテカテカと輝いている。 僕は、冷房の効いた部屋で、濃いめのアイスコーヒーを飲みながら、カヤトーストを齧っていた。甘いカヤジャムとバターが、僕の思考回路をさらに

          【キャリア】人生設計やキャリアに迷っている人に伝えたいこと『迷った時の正解の選び方』

          【キャリア】海外就職/転職で重宝する英語以外のサバイバルスキル(後編)

          シンガポールの高層マンション。目が覚めると、窓の外には巨大なドリアンが空を飛んでいた。熟れたドリアンの強烈な香りが街中に広がり、窓を閉め切っていても部屋の中にまで漂ってくる。一体どういうことだ?僕は目を疑いながら、ベッドサイドに置いてあった昨夜の飲み残しのアイスコーヒーを一口飲む。なんだ、夢か。冷たくて苦い液体が、僕の眠気を覚ましてくれる。 僕はシンガポール在住の日本人ベーシスト、そして本業ではグローバル企業のエンジニア部門をまとめる窓際オンライン部族だ。そして、生粋のアイ

          【キャリア】海外就職/転職で重宝する英語以外のサバイバルスキル(後編)

          【キャリア】海外就職/転職で重宝する英語以外のサバイバルスキル(前編)

          シンガポールの高層マンション。窓の外には、マリーナベイ・サンズの屋上プールでシンクロナイズドスイミングの練習をするマーライオンの姿が見えた。相変わらずシュールな夢で目が覚める。そうか、月曜日がきたのか。 僕は、ため息をつきながらベッドから這い出し、冷蔵庫へ向かう。キンキンに冷えたタイガービール…ではなく、アイスコーヒーをグラスに注ぐ。そう、僕はシンガポール在住の日本人ベーシスト、そして本業ではグローバル企業のエンジニア部門をまとめる窓際オンライン部族だ。そして、生粋のアイス

          【キャリア】海外就職/転職で重宝する英語以外のサバイバルスキル(前編)

          【音楽】新たな挑戦に踏み出した僕の人生を彩るもうひとつの顔

          シンガポールの高層マンション。窓の外には、スコール上がりの蒸し暑い空気に、けたたましいサイレンの音と、どこからともなく漂ってくるドリアンの強烈な香りが混ざり合い、奇妙なシンフォニーを奏でている。僕は、そのカオスな光景に目を奪われながら、キンキンに冷えたアイスコーヒーを勢いよく呷り、額に浮かんだ汗を拭った。 シンガポールに移住して以来、ビールよりもアイスコーヒー、いや、アイス コピ オ コソン(東南アジアのブラック無糖コーヒー)を好むようになってしまったのは、もしかしたら、こ

          【音楽】新たな挑戦に踏み出した僕の人生を彩るもうひとつの顔

          【人生】これから海外を目指すキミへ(最後まで読んでください)

          シンガポールの高層マンション。窓の外には、マリーナベイ・サンズの影が長く伸びて、プールサイドで日光浴を楽しむ欧米人たちの白い肌が、まるで焼きたてのパンのように輝いていた。 冷房の効いた部屋で、僕はアイスコーヒーを飲みながら、今日の出来事を思い出していた。それは、シンガポールに来てから3年、初めて経験するような、奇妙で、滑稽で、そして少しだけ恐ろしい出来事だった。 事の発端は、いつものように、僕が近所のホーカーセンターで朝食をとっていた時のことだ。シンガポールに住み始めてか

          【人生】これから海外を目指すキミへ(最後まで読んでください)