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【休職・退職】アルバイトという選択肢はアリか?

noteで休職・退職ネタを書いていると、同じような境遇の人が視界に入ってくるようになります。

私は、とある上場企業の正社員でしたが、メンタル不調により休職し、期限までに復職できずにクビに自然退職となりました。

このように、いろいろな事情で休職中の人、やむを得ず退職をして現在無職という人もいるかと思います。

人生いろいろです。

それが人生の失敗と言えるのか、転機やチャンスになるのか、そればかりは誰にも分かりません。

何年も後から振り返って、初めて分かるものなのかもしれません。

復職 or 転職 or フリー or 無職

正社員だった人が休職した場合、その後の身の振り方として、以下のような選択肢が浮かぶと思います。

1.復職
2.転職
3.フリーランス(起業含む)
4.無職(就職しない)

フリーランスと起業は異なりますが、自分で独立して収入を得る、という意味で同じ枠としています。

年齢や家族構成、資産額によるとはいえ、生きていくためには、働かないといけない人も多いはず。

単に「お金のため」だけとも限りません。

やはり人間は社会に属して、何らかの役に立つことで、自己を肯定できる生き物だからです。

会社勤めが合わないという人も、フリーランスでやっていくのは、決して楽ではありません。

時給に換算したら、アルバイトのほうがはるかにマシだ、という声もよく聞く話です。

前置きが長くなりました。
その「アルバイト」の話です。

アルバイトという選択肢

上の選択肢の1. 2. では、「働く」とは「企業に正式に雇用される」ことが前提ですが、実はアルバイトという選択肢もアリなのでは?という気付きがありました。

意外な盲点になっていないでしょうか。

きっかけは、とあるラジオで「積極的にいろいろなアルバイトを経験して、学んでいる知人がいる」という話を聞いたからです。

その人(主婦)は、何か学びを得たい時、「その業界でトップレベルのサービスを提供している会社や店を経験する」ことで、経験値を上げているとのこと。

例えば、「清掃スタッフ」の仕事だとすると、超一流ホテルのアルバイトに応募し、徹底的にプロの清掃技術やベッドメイクなどを体験し、学ぶのだそうです。
確かに、YouTubeや本だけでは学べない超実践的な方法です(しかもお金をもらいながら)。

そのほか、自動車業界や航空業界など、興味がある業界でアルバイトをすることで学びを得ているとのことでした。

なるほど!と、目からウロコでした。

正直言って、アルバイトは学生や子育てを終えた主婦、シニアなどが小遣い稼ぎでやるものというイメージが強く、現役世代の働き方としては重視してなかったように思います。

さらに誤解を恐れずに言うと、30代~50代くらいの年代で、「アルバイト」という立場だと、「格下の存在」と思われるのでは、と感じていました。

このたび、非常に能動的かつポジティブにアルバイトという働き方を捉えている人の話を聞いて、少し自分の中での見方が変わりました。

アルバイトのメリットを挙げてみます。

1.スキルや学歴が不問であることが多い
2.好きな時間と日数が調整可能
3.未知の多様な経験ができ、視野が広がる
4.不採用になる確率が低い
5.責任が軽い
6.始める、辞めるのハードルが低い

ちょっと思いつくだけでも、たくさんのメリットがありますね。

もちろん、デメリットも多く、不安定、保証がない、低収入、(そのわりには)重労働、などいろいろあるかと思います。

でもそれはフリーランスでも同じ。

「会社員は向いてないからフリーランスでやっていくんだ」という人でも、スキルも実績も知名度もない状態から、時給1000円以上を稼げるようになるのは結構大変です。

「不労所得」という呪いにかかった人は、アルバイトのような労働集約型の働き方を、何となく下に見ている傾向がないでしょうか。

結局、何万円もの高額な教材やセミナーにお金を使ったり、多大な時間をかけても、結果はいくらも稼げず、一体何やってんだか・・ってことになったりね😓

副業では「月3万円」というキーワードをよく見かけますが、アルバイトだと時給1000円として30時間。3~4時間の作業を週に2回ほどやれば達成できます。

そもそも「アルバイト(バイト)」という言葉のイメージも改めたほうがいいかもしれませんね。

働いてお金をもらう以上、「プロ」です。
働く人の意識次第で、プロの「パートタイム・ワーカー」として、業界掛け持ちも含め、そういう働き方もアリなのでは、と思ったので書いてみました。

ボンクラの正社員よりも、スキルや経験が高くなるかもしれないし、「自動車業界で働いた」「アパレル業界で働いた」「新聞社で働いた」など、経歴にも箔が付くかもしれません。

さいごに

そうは言っても、アルバイトで生計を立てるのは、難しいと思います。

体調や精神的に、正規の社員として長時間労働が難しい人もいるので、「就職かフリーランスか」の他にも選択肢があるのでは、という話。

働き方の推奨ではなく、「こういう気付きがあったよ」というのがメインのメッセージです。

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