見出し画像

退職しても「時間がない」と感じるものなのだ

会社を退職したら、相当ヒマになるのではと思ってました。

間違っていました。

退職しても「時間が足りないわ」と思うことはあるんだな。


会社員時代は車通勤で、毎朝7時半頃に家を出て、帰宅は21時半過ぎでした。
単純計算で1日24時間のうち、約14時間は「仕事で拘束される時間」だったわけです。

通勤時間を含むのと、昼食、定時後の休憩(時々30分程度)があるとしても、仕事以外の時間内でできることなど知れています。
帰宅して、夕食、風呂、食器洗い、洗濯などを除けば、寝るまでの自由時間などわずか。

というわけで、平日の月~金曜は、毎日14時間の拘束時間があったのが、退職によって、まるまる自由時間になるのかと思いきや、そうではなかった。

そりゃ、当然ですよね。

「会社で仕事」で不在なら、家族からも仕方ないと思われるけど、自宅でいるなら「個人としての自由時間」として過ごせるわけはありません。

昼間は自宅で過ごしていたとしても、夕方に子供が帰宅した時点で「1人の自由時間」は終了です。

朝も、家族を送り出してから、食器洗いや掃除、洗濯などの家事があります。

特に今の季節は、薪ストーブで使う薪作りの作業があるし、実家の片付けも継続してやっていく必要もあり。
草刈りや木々の伐採、道路も含む屋外の清掃なども定期的に必要。

それらも含め、日常の買い出しだったり、支払いや手続きだったり、少し遠い場所への用事だったり。

先日は立て続けに2台の車の車検もありました。

先週は妻が泊まりがけの出張に行ったり、ヤフオクで購入した大物を軽トラで引き取りに行ったり。

何かとちょこちょこ予定が入っていて、暇を持て余すという状況とは言えない。

なんでだろ?
もしかしたら要領が悪いのかな。

今週は、軽トラで粗大ゴミを出しに行く、メンタルクリニック受診日、ハローワークに行く、役場への手続き、子供が学校休み(入試出願日)等々の予定があります。


定年になった男性が、何もすることがなくて、朝から図書館に入り浸って新聞や雑誌を読むとか、カフェで長時間を過ごす、とかいう話は聞きます。

たぶんそういうミドルエイジの男性は、これまでも家事のほとんどを奥様に任せていた仕事人間だったのではなかろうか?
元々、家事分担をしていたら、先に辞めたほうが家事が増える、というのが自然な流れだと思います。

そのうち、そういう日々も来るのかな。

「今日はこれをやらなきゃ」というのが結構あって、買った本、図書館で借りている本がなかなか読めていない、ということからの気付きでした。

もうちょっと暇を持て余したい、と思ったりもする無い物ねだりの日々です。


いいなと思ったら応援しよう!