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やりたいことが特になければ、やりたくないことを消していく
1ヶ月ほど前に、以下の投稿をしました。
やりたいことが特にないなら、それでいいし、全然焦る必要もなく、毎日楽しく適当に生きているだけでも十分及第点、みたいな記事。
今回はちょっと関連する記事です。
やりたことが特にない、あるいは見つけたいけど見つからない、という人は多いのですが、最近そんな場合のメソッド?に関する意見を2つほど見聞きしたので共有します。
①やりたい「こと」ではなく、感情で考える
②やりたくないことを排除していく
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①やりたい「こと」ではなく、感情で考える
「コト」という名詞で考えるから、何がやりたいことなのか分からなくなる、見つからない、どれも違う気がする・・という状況になるという説。
なぜやりたいことを見つけたいのか、見つけたとして、どういう気持ちになりたいのか、を分解していくと、人それぞれで全然違ったものにたどり着くことが多いのでは、と思います。
例えば、他の人に勝利したいのか、成功して人から崇められたいのか、気の合う仲間とワチャワチャしたいのか、安心してのんびり過ごしたいのか、常に新しい刺激を受け続けたいのか、きらびやかな世界に行きたいのか、等々。
「やりたいこと」が見つかって、それを実行した先には、自分がどんな感情になっているのが思い描いた結果なのか、は千差万別。
仮に、同僚が会社を辞めて独立し、「ひとりビジネス」で楽しそうに生きているのを見ると、焦りや羨望の気持ちが湧いたるするかも知れませんが、「それが自分がやりたいことか」は冷静になって考えたほうがいいです。
寝食を忘れるほど夢中になれることじゃないといけない、って訳ではなく、「適度に働いて、健康で、家族や友人がいて、時々旅行やライブを楽しむような、穏やかな生活」が求めるものであったと気付いたら、実はすでに叶ってたわ、というケースもあるかもしれませんよね。
「他人が熱中していること」などは、自分にとってはどうでもいいことで、「私はこういう生き方が気に入っている」と思えることができれば、人に語れるような、特別な「コト」を持っていなくても、全然オッケーなのではないでしょうか。
②やりたいこと探しではなく、「やりたくないこと」を排除していく
やりたいことが「これだ!」と決まっていなくても、やりたくないことは自分で分かっている場合は多いです。
「イヤだな」「やりたくないな」と思っていることについて、どうにかしてやめる方法を考えていくことが、結果的に「やりたいこと」への近道なのではと思います。
やりたくないことを排除していくと、「苦じゃないこと」「自然に続けられること」が残っていくという理屈ですね。
その状態が心地よく、快適であると気付いた時、別に情熱を傾けてやりたいことがなくても、その生き方でいいんじゃない?ってことにならないでしょうか。
仕事にしても趣味にしても、熱量を持って夢中で取り組めることじゃないと「やりたいこと」とは言えない、と思っているとしたら、それは思い込みかもしれません。
①の「感情」とも関連しますが、結局は名詞としての「やりたいコト」というより、どういう人生が自分にとって楽しい生き方か?を見つけたいってことですよね。
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ちなみに、私の場合は「やりたくないこと」で思い浮かぶのが「仕事」と「飲み会」ですかね。
今はどちらもやめられたので、結果的にはとても穏やかに暮らせています😅
若い頃は、どちらも別にイヤではありませんでした。
年齢や環境によって変わるものです。
仕事は楽しかった時期も長かったし、飲み会は職場のものは苦手でしたが、気の合う仲間とだったら、イヤではなかったという感じ。
社屋が少し田舎に移転したり、家族持ちが増えてくると、必然的に少なくなりましたけどね。
結果として、「家でのんびりと一人で(あるいは家族と)過ごす」という生活になったのですが、これが「やりたかった生活」に少し近づいたと言えるのかな。
社会をこうしたい、とか、ビジネスで成功したい、というような野望が全くないので、「やりたいことはコレだ!」を持たない人間と言えますが、やりたくないことをやめることで、残り物が見えてくるってことはあると思います。
まあそんな感じで。
転職や就職、第二の人生などを考える時には、「自分がやりたいことは何だろう?」と悩む時期もあるでしょうが、もし「まだ自分が知らない世界」にそれがあれば、分かるはずもありません。
そもそも、誰にとっても難問です。
やりたいことが見つかっている人も、(自分が知る)狭い世界の中で、たまたま出会っただけであり、それが正解かどうかは分かりません。
「どんな感情になりたいか」と「やりたくないことを消していく」のほうが、実践的だと思います。