まさかの共依存
この4ヶ月ほど。自分の活動の中でも子ども食堂と無料塾について少し自分の負担を減らしたいと思い、肉体的負担を減らせば精神的負担も減ってくると思い少し体制を調整してきました。・・・いや、してきたつもりでした。
しかし、どういうわけかボランティアさんに少し僕がやっていた部分を任せてみても負担が減った感が持てず、むしろ衝突したうえに内部の不満を招いてしまっていました。
・・・で次の話に移る前に前々回の投稿で書いたように僕には共依存的な部分が多々あり、それは今の活動をやる上でもしっかり認識しているつもりでした。
それを踏まえて・・・
体制を調整しているつもりがどんどんきつくなるし、まわりの批判も多くなり正直疲弊してきていました。
その構図は・・・
①自分の負担は減らしたい。
②だから他の人に一部を頼む。
③しかし任せた人が自分の考える活動と違う方向に行っている気がしてしまうので力づくで止める。
④衝突が起きる。
自分が目指す方向性に向かう。それはどんな団体の長でも当然に同じだと思ったので、任せた人が違う方向に行ってしまったら絶対に止める。自分ののその行動に特に非があるとは思いませんでした。
けど僕が何度伝えても見解の一致を見ず、結果として『衝突』という負担が増えていました。
それで先日完全に心が参ってしまい、ある60代の会社社長さんに相談しました。そうしたらたった1分ほど話したところで、その方からピンとくる言葉が返ってきました。
『伊藤さんさ。要は結果がよければいいわけじゃん』
この短い言葉に救われ少し今、新たな境地に向かえそうな気がしています。
僕の目指すゴールは変える必要はない。けどその道のりは僕がイメージしてきた一通りではない。例えば僕のゴールが『子ども達の笑顔』であれば、その結果に辿り着ければいいのです。
ただその『子ども達の笑顔』にたどり着く過程で無駄に泣かせてしまうことはあってはなりません。僕はそのチェックだけはしっかりやっていく・・・と。
それがうまくまわればきっと負担は減っていくのだと思います。
・・・で共依存傾向の自分の話に戻ります。
僕は恋愛だったり支援の上でのいわゆる『対人関係』での共依存ということに過去苦労したので注意を払ってきたし、それは今の活動を始めてから概ね問題なくこれていました。
けど今回、共依存が人ではなく『自分の活動』そのものを対象とし現れたのではないかという結論にこの数日考えたどりつきました。
恋愛や支援の中では「俺がなんとかする」で結果的に相手を独占(依存)し、別の人が入るスキを与えずにどんどん疲弊していき潰れていく。それが今回、活動の一部を任せようとしたことで今まで顔を出さなかった活動の中身へのこだわり(俺のやり方を譲らない的な)。対人でいう「俺がなんとかする」・・・が顔をだしたのではないかと思います。
『活動』は人ではないので『活動』側が僕に依存してくるわけではありません。それが結果として「なかなかうまくいかない」のストレスとして現れていました。
話題がそれますがホリエモンのように何百ものプロジェクトを回すときにそれぞれのプロジェクトの『過程』に拘っていたら心がもたないし、そもそもホリエモンが少なくとも10人いなくてはこなせないと思います。
ホリエモンは有名なロケットの話題がありますが、どう考えても彼は拠点である北海道にはそんなに行かないだろうし、そもそもロケット製造自体に関わっているわけではないでしょう。ビジョンを現地スタッフへ伝え報告を受け、時々チェックしに現地に行く程度だと思います。
共依存はどこで現れるか分からない。「治った」くらいに思っていたかもしれない。性格の癖は簡単に変わらない。これが僕の生きづらさだけれど、上手につき合っていかなければ。
さあ、ゴールをあきらめずに少しだけ楽になろう。