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私のこと④

【太陽♓️期】

しばらく間があいてしまった。

太陽期とは一般的には「人生の目的と向き合う時期」。

私も例に漏れず深く深く向き合う時期となった。

太陽期に入った頃、進行の月が新月を迎えた。

仕事でずっと目標としてきたポジションについた。しかしその一年間は希望に満ちたものでもあり絶望への始まりでもあった。

保育士というのは女社会の縦社会が多い。閉鎖的で密な空間な故、そこでしか通用しない常識が平気で存在する。

それでも夢見た保育士、このポジションに就くまでは頑張ろうと決めていた。しかしなかなかの抜擢ぶりだったのと人員配置が人間としての相性を完全に度外視したものだった為(まぁその辺りは仕事だしね。)人間関係で打ちのめされる事となる。さらに家でもここでは書けないくらいの主に母の、非人道的な行為を目の当たりにして家でも職場でも心休まる場所を失いとうとう心療内科の門を叩く事となる。

園長、主任、そして何より保護者の理解と応援あってそのままのポジションで何とか1年切り抜けたが心身共に限界が近づいていた。家に帰っても仕事をこなしながら、自分の存在を消し去ることばかり考える毎日。様々な事情からこんな病んだ私が一家の家計を支える身となっていて家族の誰も仕事を辞めたらなど言ってはくれなかった。

そんな中、最愛の家族である愛犬がこの世を去った。

限界だった。

もしもこの世に身代わりという言葉があるとするならば。

彼女は私の身代わりとなってしまったのかもしれない。

彼女が去らなければ私が確実にこの世から去っていただろうと今でも思うしこの事を思い出すと今でも涙が止まらなくなる。

鬱からパニック、摂食障害となり普通体型から10キロ以上痩せボロボロの私はこの出来事をきっかけに休職し、そのまま退職した。無職になった身でもお金の無心は続きさらに追い詰められていくがもうここまでという線引きをしたのとある程度の生活の目処が立ったのか?段々と自分の物理的、精神的な居場所を確保できていったような気がする。

この辺りの事は正直言ってあまり覚えてはいないし思い出したくもない日々。

記憶にあるのは無職なのに妹の大学受験の費用と入学金を都合つけた。妹は4年間特待生で頑張り大学で出会った彼と結婚した。私に保育士という夢を与えてくれた妹にお返しができたからここだけは後悔していないし妹と自分の頑張りに拍手。

まぁお金の問題は最近まで尾を引いていたけれど。両親と弟と。これについてもまたいつか。

あと親友や地元の友人が本当に程よい距離感で、接してくれた。今ではお互いの生活をエンジョイしているが、これには未だに感謝している。

この頃は進行の月が8ハウス。死と再生はこういう出方をした。良くなったり悪くなったりを繰り返し、それでも何とか8ハウスの終わりの頃に、医者から社会復帰の許可が出た。同じ職種は反対されたがそれでもまた保育士を選んだ。ドロップアウトした経験がトラウマになっていたがやはりこの仕事しか考えられなかった。

単発のバイトを経てパートで保育士に復帰し、迎えた20代最後の誕生日に私は決意した。

「2年後に結婚する」

と。婚活宣言。

キラキラ金星期に結婚願望を置いてきて、鬱になって自分の生活もままならず、やっと社会復帰を許可されてぼちぼち仕事の感覚を取り戻していこうかという時に自分でも不思議なのだがなぜだか結婚願望も一緒に復活させてしまった。

当時は年齢もあったし(充分若いけど)なによりも家を出たい。自分の家庭を築きたいという気持ちが強かった。そして職業にするほどの子ども好き。30代を目前にして出産願望ももれなく付いてきた。

ネイタル月7ハウスだからパートナーシップで安心したかったんだろうなぁ。

鬱になってよかった(と今振り返れば)思う事は自分自身の振り返りができたこと。内観の習慣はこの時に身に付けられた。

場所が変われば評価も変わる。その後はそんなにメンタルをボロボロにされるほどの職場には巡り合わずに済んだ。

社会復帰できて自信も蘇って20代最後の私は婚活にも勤しんだ。あの頃はまだ婚活という言葉が出始めた頃だっただろうか。周りは早々と結婚しているか、仕事に邁進しているかのほぼ二極化の中で婚活は異色だったが「いい人いたら紹介してほしい」とアピールし、この頃は風水にハマり花を買ってみたり食べ物を買ってみたり。無糖のヨーグルトが出会いに効くと聞いて酸っぱいのを我慢して無心で食したりもした。

本質を理解しておらず浅はかすぎて風水に失礼極まりないが、人生が好転していくようにいくつか出会いがやってきた。

最初に現れたのは年下くん。
友人の紹介の紹介みたいな。
あまりにイケメンすぎて、なぜに私に紹介してくれるのか?という疑問はあったが、表裏がなさそうな人柄に付き合ったら幸せな日々は待っていそうだと素直に思った。
でも鬱時代にさんざん内観し過去の恋愛を振り返り、結婚に何を求めるのかどんな相手が合っているのかを掘りに掘り下げて目の前の相手と当てはめていった結果、照合はしない。
歳がまだ若いのと、バックグラウンド(お母様とおばあさま)がなぁ…気になった。すぐに結婚には結びつかないであろうという予感がした。

でもこの先出会いがあるのだろうかと思う29歳の自分。。
健全に2人で会ったり友人を交えて会ったりしていてもなかなか進展せず。

そんな中で割り込むようにまた紹介話が舞い込む。

先に結論を言っておこう。

この割り込みの紹介話で出会ったのが、夫である。

夫の第一印象は可もなく不可もなく。
今までタイプかそうでないかの答えが瞬時に出ていた私にとっては(こういうところが月と金星♈️っぽいと思う)初めて出会ったタイプである。
初対面なのに、「取り分けってあざといよね」等々、失礼な言葉を浴びせられたこともあり、紹介してくれたカップルから次のセッティングを促されても全く気持ちが動かなかった。
上から目線のような文章になっているが、時間は有限、お互いに適齢期ならば無駄は省いた方が、、と相手を慮っての言動であった。

でも、また会ってみようかな。と思ったのは
可でも不可でもない気持ちがどっちに転ぶのかきちんとしたかったのと、ここでも出会いがこの先あるかな、、という不安。
正直、後者の思いが大きかった。

気持ちとしては前者の彼、でも結婚を考えた時にゴールが近そうなのは後者の彼(つまり夫)
なぜその二択しか思いつかなかったのか不思議だが、賭けに出た。

「そろそろどちらに向くかハッキリするはず。
自分で決められないなら、運に身を任せよう」と。

後がないかもと思う割には自分で書いててびっくりするくらい他力本願だが、当時は真剣であった。

そしてその通り、運を身に任せたら「神様の言うとおり」的な出来事が起きた。

それまで頻繁に連絡のやり取りをしていた年下くんと急に互いに連絡が少なくなり、なくなり、たまのやりとりも噛み合わなくなり、自然消滅状態に。

代わりにのちに夫となる人とは入れ替わるように連絡を頻繁に取るようになり、休みの都合も合うようになっていった。

年下の彼に気持ちは残っていたが、私がしたいのはその先に結婚が見えるお付き合い。
金星も月も同じ♈️で度数も近いので何で使い分けをしたのか、きっと金星期の反省が活かされたのだと思われる。

縁が解けたなら、結ぶ事はしまい、と彼との連絡はそのままにした。
彼もきっとそこまでではなかったのかもしれないしね。

と書くと私が妥協で夫と結婚したみたいだけどちゃんと恋愛感情を持ってお付き合いして結婚して今に至っている。
ただ、確かにどうしても惹かれてしまうという恋焦がれる感情ではなく、相手を冷静な眼でも見られる気持ちの余裕もあったのは確か。
でもね、月7ハウスの人は本当に結婚相手が大切。

太陽期という「自分はこれからどう生きていくのか?」いう時期に出会ったからこそ、なのかなぁと思っている。

家庭の事情も、鬱時代のことも(この時はまだ断薬まではできていなかった)全て普通のこととして受け入れてくれた夫には尊敬しかない。

そして宣言通り本当に2年後に結婚した。

これには周りもビックリ。

震災のあった年で、これもまた人生というものに深く向き合うこととなり。

そして紆余曲折を経て、太陽期最後の歳となる35歳で、私は子宝を授かった。念願の妊娠。

このなかなか子宝を授からなかった時期も、めちゃくちゃ自分と向き合ったし、その時に出会った方からヒーリングや占星術などまた新たな世界と出会うキッカケになる。
子宝を授かるまでも、またの機会に。

いや〜、すごいね、太陽期も。

前半に自分の存在消したいと思ってた人が最後には新たな命を宿すことになろうとは。

すごい10年間。

実話です。

今は火星♍️期で♍️だからなのか育児中だからなのか効率だったり計画性重視で。
そんな中で占星術と出会って。ホロスコープを紐解くタイミングがやってきた。

♈️と♓️を繰り返し発動してきたからか

ホロスコープを学んだ時に自分の中での太陽と月という全く違うサインの性質なのに統合されていく感覚があって。

だからこうやって振り返ることもできるし、やっぱりそれぞれの特徴が出てるな〜という感想。

鑑定させて頂く際にはそれぞれの発動期から読み解くのも楽しそう、、と思ったり。

ある程度の年齢の人にとっては、トラウマの解放だったり囚われからの解放になったりもするかもしれない。

子育てにもすごい活かせる。

いろんな可能性を秘めてるホロスコープ。
これからも深めていこう。

という訳で自己紹介でした。

次からは、占星術や育児、その他色々なツールだったり、を書いていこうと思います。

お読みいただきありがとうございました。






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