良好な人間関係の構築と高業績の両立を目指す「ビジネス選択理論」とは
選択理論心理学と言う心理学はご存知でしょうか?
初めて聞いた、と言われる方が多いかと思います。
選択理論心理学とはアメリカの精神科医ウイリアム・グラッサー博士が1996年に提唱した心理学で、当初は「コントロール理論」という名称でした。
グラッサー博士は、自身の精神科医としての経験のなかで、クスリを使う精神医療に疑念を持ちました。なぜなら、薬物による治療は副作用が強く、薬物によって一時的に症状が緩和されたとしても、その症状を引き起こした原因(不満足な人間関係やストレス要因)を取り除くわけではないからです。
#有料記事書いてみた
さて、ここからが本題です。
この選択理論心理学を学ぶことによってどのように仕事のパフォーマンスを上げ、良好な人間関係を構築するのか書いてみます。
選択理論は内的コントロールとも呼ばれ、人の行動は脳の内側から動機づけられると考えます。
それに対し、外的コントロールは脳の外側の情報から動機づけられると考えられていました。
「電話が鳴ったから、電話に出た」と言う行動は外的コントロールの考え方で、選択理論(内的コントロール)では、脳の外側の出来事はすべて一つの情報と考えます。
先ほどの電話の例で考えるなら、選択理論では電話が鳴ったという「情報」をもとにどのように行動するかを本人が選択している、と考えます。
この選択理論の考えを仕事(ビジネス)に応用したのが、「ビジネス選択理論」です。
上司と部下の関係を例にとって見てみましょう。
外的コントロールしか知らない上司は部下に対し、「仕事をしろ」と命令します。
部下はその言葉を受けて仕事をする、と言うのが広く知れ渡っている考え方=外的コントロールです。
ここから先は
¥ 300
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?