評価しない
先日、子どもの学校の演奏会があった。
各クラスの合奏を聞く。
一番最初は上手だな とか、そうでもないな と思っていたのだけども、
途中で『評価しない』が浮かんできて意識する。
私の中の上手だとかそうでないとかいうのは、
その楽器をプロとして演奏している人との対比と気づく。
プロと比較してはそれは難しいでしょう。
でもクラス間で評価するのも、違う。
クラスごとに楽器の人数編成も異なるし、
学校に入って初めて楽器に触れた人もいれば、
楽器を部活動で触れている人、
習い事として触れている人もいる。
いろんな人がいての合奏で、
そのクラスそれぞれの演奏を楽しみたいと思った。
評価しないを意識して聴くと、
みんなの練習プロセスが浮かんでくる。
難しいところや苦労したところもあるだろうし、
合わせることが難しいところもあると思う。
各クラスで一つの合奏として演奏している。
演奏会のためにそれぞれが努力して今の演奏なのだなと思って聴き入った。
演奏が終わると、自然に拍手。
一緒に帰る帰り道、子どもの感想は他のクラスと比較する感想だった。
演奏した側の感想なので、子どもの感想はそうなんだな~と思って聞く。
私は他のクラスと比べて聞いていなかったし、
各クラス曲も違うので、
どこのクラスが上手だとかの違いがわからなかった。
他のクラスとの比較は、楽器構成の違いのみ。
演奏については子どものクラスの感想を伝えた。
合わせるの大変だったんじゃない?とか、練習頑張ったねとか。
子どもは自分のクラスの曲目や演奏に満足できていない様子で
黙って聞いていた。
自宅に帰り、動画を一緒に見たら
「最初はあっていなかったな」と感想。
満足とはいかないのだろうけれども、前向きにとらえられたのかも。
演奏会では動画を撮影していたので、現場で拍手できなかった分、
動画を見終えて、拍手!!
色々と感じたことを大切にしてほしいな。