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まだ24卒の採用意欲がある企業は結構あるという話

「やべー周りのやつみんな内定もっとるやんけ!」
「もう書類も面接も嫌や~」
「お祈りされまくって受かる気せぇへん(祈りのパワー増加中やけど、自分は社会から必要とされてへんのか…)」
「何かどの企業もインターンとか言いだして24卒のことは忘れてしもうたんちゃうか」

という思いを抱えて就活を続けている学生さんはいらっしゃるのではないでしょうか?

(すべてなぜか関西弁風味なので、共感できない方、すいません…)

だいたいこういう感じでスタートすると、ありがたい話を読まされるに違いないと警戒されているかもしれませんが、偉そうなアドバイスをするつもりはなく、新卒採用界隈(あくまで自分の周りのみ)の現状を少しでもお伝えできればと考えている次第です。


①24卒採用をしている企業の声

「去年と比較すると、母集団も内定を出した人数も減少している」
「いったい大学生はどこにいってしまったんでしょうか?」
「もう24卒の学生さんってほとんど決まってますよね?」

こんなようなテンションで、採用活動に苦戦しているという人事の方の声をよく聞きます。もちろん、こちらは全ての企業の声ではなく、人気企業は状況が異なるとは思いますが、まだ人材を欲している企業は多くあります。

すでに25卒に向けてシフトしている企業もありますが、年内または年度内ぎりぎりまで採用活動を継続していらっしゃる企業は、たくさんあるというのが実態です。
(いや、別にドヤ顔はしてませんので誤解のなきよう…笑)

②求人倍率から考えてみる

【大卒求人倍率1.71倍】コロナ前水準へ 中小の採用意欲も回復
―建設業、流通業で採用難度が高まる―

リクルートワークス研究所 大卒求人倍率調査(2024年卒)
従業員規模別 求人倍率の推移
業種別 求人倍率の推移

求人倍率=求人数 / 求職者数

になるので、求人倍率が2.0であれば、椅子取りゲームでいうと1人に対して2つ椅子があるので、椅子が余っている状況になります。
上記のグラフを見ていただくと、規模が小さい会社や建設・流通・製造などの業種については、引き続き募集している企業はたくさんあるはずです。

「いやいや、求人倍率が高いってことは人気ないってことでしょ?
 どーせブラックで、良い会社なんてないんじゃない?」

と思う人もいるかもしれません。もちろんそういう可能性もありますが、ニッチで知名度がないだけ、イメージが先行してしまっている、等の可能性もあるので、視野を広げてみると、マッチする企業がある可能性は十分あります。

③過去の内定者数を見てみる

大学(学部)卒業者の就職(内定)率は
4月1日時点 97.3%
10月1日時点 74.1%

厚生労働省 令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)

【令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)】

https://www.mhlw.go.jp/content/11805001/001070503.pdf

こちらを基にしてみると、10月1日~4月1日までの約半年の間に23.2%の人が新たに内定を獲得していることがわかります。パーセントだけ見ると、「4分の1にも満たない割合で、やっぱ少ないじゃねーか!」
と思うかもですが、これを人数にするとどれくらいでしょうか?

ざっくり、希望者を約45万人とすると、約10万人になります。
そう考えると、『結構おるな~』という印象も持つのではないでしょうか。

④まとめ

採用活動を続けている企業も数多く存在し、就職活動を続けている学生もまだたくさんいますので、もし、周りに就活続けている人が見当たらなかったとしても悲観する必要は全くないと思います!
(そもそも論まで言い出すと、就職するのが全てでもないと思うので)

このnoteが少しでも視野を広げるきっかけになれば嬉しく思います。

『…なんや当たり前のことばっかりで全然中身のないnoteやったな~』
『だいたい、そもそも悲観してへんわ!余計なお世話や!』
と思った方は、ぜひスキだけでも押してくださると幸いです。
(押すわけないやろ!という心の声ありがとうございます!笑)

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