「オーストラリアで発音が学べる」2022/2/18の日記
クソデカ台風がロンドンを襲っている。
台風には「Eunice」と名前がついている。読み方はいまいちわからない。
イギリスだから「台風」と呼んでいいのかはわからないけど、BBCもこの台風でトップ記事のほとんどが埋まっている。
日本を離れて1年半経つので、「台風に襲われる経験」もこの1年半の間ほぼなかったんじゃないかと思う。
仕事に出ているハウスメイトから、「テラスに出している軽いものはしまった方がいいかも」ってメッセージが来た(ハウスメイトは夜勤のため今日は帰ってこない)。
奥さんと一緒にテラスを確認したが、奥さんも日本在住歴が何年もあるので台風耐性がついていたのか、「いや、多分大丈夫だろ」ということで特に何もしなかった。実際、プラスチックのじょうろが転がったくらいで実害はほとんどなかった。
日本の台風とイギリスの台風で違うところは、雨風がずっと続くかどうか。日本の台風ならしぶとく何時間か強い雨風が続くが、イギリスの今回の台風はたまにグワッと強風が吹くくらいだった。
日本人は地震と台風に強い。
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今週はいつもよりたくさんの英語レッスン予約を入れてもらった。嬉しい。
今行っているレッスンは、社会人向けコースとしてメタ認知ライティングと英語ディベートまたは会話の基礎力向上トレーニングをセットにしたものの2本と、学生向けの教科書を使った英語の総合トレーニングの計3コースを展開している。その他細々パーソナルメニューを組んでいるものもあるが、現状はこの3つ。
英語ディベートのコースは、講師としても全力投球しないと論破されかねないような高い英語力と創造力を持った生徒さんがいるので油断ならない。英語学習界隈は怖い。
学生さん向けのコースは最近始めたが、すでに何名か定期受講してくださる生徒さんがいる。これもありがたい。
学校の教科書を使ってバリバリ音読しながらフォニックスや豆知識なんかを投入していくレッスンはこちらも好きだ。「学生時代、これを教わっていたら英語がもっと上達してただろうな」というエッセンスをこれでもかと投入している。
実際のレッスンでは、iPadに「GoodReader」というアプリを入れ、これにPDFファイルを表示させる。これに自分がぐりぐり書き込みながら生徒さんもそれを書き写しつつ、音読を練習していく。
このiPadをZoomに参加させて画面共有することで、生徒側に講師(自分)が書き込んだ内容が見えるようにしている、というわけ。オンラインレッスンでも、タブレットとPCがあれば電子黒板は簡単にできる。
生徒は教科書に何を書き込んだらいいかがリアルタイムでわかるし、講師の発音モデルも聞こえる。オンラインレッスン、自信あり。
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英語の発音で大事なのが、「文字と音が一致しない」ことを知ること。
「Australia」(オーストラリア)という単語には「a」が3回出てくるのだが、3つとも発音が違う。発音記号で書くと「ɔːstréɪljə」となる。
1個目の「A(u)」は「オー (ɔː)」に近い発音。
2個目の「a」は「エイ (éɪ)」に近い二重母音。
3個目の「a」は脱力した「ア (ə)」。
「同じ文字なのに発音が違う」、これは英語学習で初期に教わるべきことだ。文字と音がほとんど一致する日本語を母語とする日本人は特に知っておくべき。
これを学ぶために「Australia」は結構便利というか重要な単語だと気づいた。
さらに都合のいいことに、「Australia」にはエルとアールまでご丁寧に1個ずつ含まれている。実際のレッスンでも、この単語の発音はかなりこだわって教え込んだ。
そんなことに気づいた今週だった。