「君はブラッセルではない」2022/2/14の日記
月曜日。
今日は45分レッスンが3本と25分レッスンが1本の日だった。今教えている生徒さんのほとんどは日本在住の方なのだが、実は結構ヨーロッパや北米在住の日本人生徒さんもいる。今日のレッスンのうち、2人はスイス在住の生徒さんとのレッスンだった。
スイスとイギリスは時差が1時間だけなので、割とイギリスの朝か夕方遅めの時間帯にレッスンが入ることが多い。この辺りはちょうど日本在住の生徒さんとレッスンが入りにくい時間帯で、こちらとしても大いに助かっている。
スイスの学校では、「スキー休暇」なるものがあるらしい。1週間のお休みとか。そのおかげで普段の夕方のレッスンの時間も今週は朝の早い時間帯に。やはり午前中だと生徒さんの集中力がまるで違う。いつもがよくないというわけではないんだけれど、やはりレッスンを行う側として感じるところがある。
他にもオランダやマレーシアにも生徒さんがいたりする。英語圏にいる日本人から英語レッスンの依頼が入るのは、当初は少し意外だと思っていた。
芽キャベツ。
英語だとブラッセルスプラウトなのだが、この英語名称がしっくりこないので英語では「ミニキャベツ」と呼んでいる。呼ぶたびに奥さんに訂正されるが、どうみたって「ミニキャベツ」でしかない。
「ミニキャベツ」じゃない要素が皆無なので、これからもこいつは「ミニキャベツ」だ。逆に、なんで「ミニキャベツ」と呼ばないのか。呼ばない理由がない。逆に、こいつが「ブラッセル」なのはなんでだ。
2週間に一度くらいの頻度で買っているミニキャベツ。半分に切って大きめのボウルに入れて、オリーブオイル、バルサミコ酢、塩を適当に入れて混ぜたらオーブンで焼く。学生時代にレストランの厨房のバイトで身につけた、「いい感じの量の調味料をテキトーに入れるスキル」が今でも役に立っている。
レストランで思い出したが、「日替わりメニューは頼まない方が良い」ということも学んだ。なぜなら、日替わりメニューはその店舗での余った食材や消費期限が近い食材を使い切るために臨時で考えられるメニューだからだ。
レストランの社員さんが日替わりメニューを考案していたが、まず使い切らないといけない食材をリストアップしていたのを覚えている。消費期限切れのものが使われることはないが、食品の鮮度からいえばやや古いのは事実。
これを知ってからというもの、人生で日替わりメニューは一度も頼んだことがない。
炭酸水。
日本にいる頃からよく飲むようになった。
学校の先生にはコーヒーやお茶を職員室で飲む人が多い。ただ、自分は洗い物が増えるのが面倒なのと、発音の指導をしていて「こいつコーヒー臭いな」と生徒に思われたらイヤなこと、それから職場から家までの間にどうしてもお腹が空いてしまうので腹を膨らませるものを探していたこと、これらの理由で炭酸水を飲み始めた。
炭酸水にたどり着く理由が3つもあるのも変かも。
コスパ最強の炭酸水を求めて色々リサーチした結果、スーパーで売ってる2リットル入り30円くらいのやつがあったのでこれをまとめ買いしている。1日かけて2リットルの炭酸水を飲む男。気分がいい時はレモンも搾ったり搾らなかったりする。イギリスに来て2年目、風邪をひいたことは今のところない。
結婚(籍を入れて)して3年目。
食事の量が減った。
結婚してから気づいたが、実家はご飯の量がかなり多い方だったらしい。4人兄弟ということもあり、毎日の食卓には大量のご飯が並んでいた。餃子を作ろうものなら100個以上はデフォルトで作っていたし、テーブルで餃子を生産するところと消費するところが別れて確立していて、自宅で地産地消ができるようになっていた。
結婚して初めて奥さんと餃子の王将に入った時、自分のマインドは「何人前食べようかな?」だったのに対し、奥さんは「どれを食べようかな?」だった。前者が圧倒的に常軌を逸している。今でも自分の方が少し多く食べるものの、各家庭の常識はそこでの常識でしかない。