Step#598|今ぶつかっている壁は、本当に乗り越える必要があるのか?
▼
考え方のクセの話です。
●時間最短化、成果最大化の法則──1日1話インストールする“できる人”の思考アルゴリズム(木下勝寿著)
///
「原因解消思考」と
「最終目的逆算思考」があります。
前者は原因を考え、それを解消する。
後者は最終的にどうなりたいかから
逆算して考える。
(例)
A→B地点まで24時間以内にたどり着いたら、
100万をもらえるゲームがあったとする。
途中、大きな岩があり、X、Y、Zさんの対応は
以下の通り。
Xさん
岩を動かせないのは「筋力不足」と考え、
ジムに通い始めた
Yさん
1人では岩を動かせないので人を集めた
しかし、メンバーがまとまらず、
「原因は自らのリーダーシップ不足」と考えた
Zさん
ヘリコプターでゴールを目指すことにし、
チャーター代を稼ぐため、アルバイトを始めた
結果、Zさんは見事ゴールにたどり着いた。
X、Yさんは、Zさんにすごい筋力やリーダーシップが
あると考えたが、決してそうではない。
「思考アルゴリズム(考え方のクセ)」が
違うだけなのだ。
///
▼
医学部受験生時代のことを思い出しました。
例えば、受験校の選択。
私は学費の都合上、
「国立大学一択」でした。
というのも、私立大医学部の場合、
ざっくり3,000~4,000万の学費と
生活費がかかるからです。
ですが、一番大切なのは
「1年でも早く医師免許をとること」
国立大学医学部に
合格することではありません。
医学部は、
卒業後、一定期間大学が指定する
医療機関で働けば、返済不要など、
奨学金制度が充実しています。
加えて、今はどこも医師不足です。
各自治体の奨学金も組み合わせれば、
1/3~1/2程度は工面できたのではないかと
後になって考えました。
▼
決して小さな額ではありませんが、
最初から無理!と排除するではなく、
「1年でも早く医師免許をとる」ため、
別のルートはないか?
今ぶつかっている壁は
本当に乗り越える必要があるのか?
そんな問いが生まれたら、
別のアプローチがあったのかもしれません。
自らの思い込みでわざわざ難易度の高い
やり方をする必要はありません。
●今日の一歩
憧れている成功者は実は自分とそんなに変わらない。
「最終目的逆算思考」を持ち合わせているのだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?