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Step#463|「ある」⇔「ない」に変わる。


●午前十時の映画祭

先日見た、
「マルサの女」(伊丹十三監督)
面白かったので、

続けて、同監督の
「お葬式」も見に行ってきました。

2つの映画の公開年を
調べると、

お葬式(1984年)
マルサの女(1987年)

私の幼少期と重なり、
今とは異なる時代背景が
手に取るようにわかります。

例えば、

誰もが場所を選ばず喫煙
テレビはブラウン管で厚い
組織の上層部は男性ばかり
千円札に描かれているのが伊藤博文
携帯電話は大型でショルダー式


特にお葬式は様変わり。

静岡の田舎で育ちましたが、
お葬式は「家であげるもの」で
祖父母が亡くなった時も

作品で描かれているように
近所の人や葬儀会社の人、
住職が集合し、打ち合わせをし、
慌ただしく見送ったものです。

葬祭ホールで行うのは
地元の名士や議員、首長さん。
そういった認識でした。


長い時間をかけて、
我々の生活スタイルが
少しずつ変化していきます。

やがて
「ある」が「ない」に変わり、
「ない」が「ある」に変わる。

価値が代替されたものは
商機を失い、

価値を創造できたものは
商機を得る。

イノベーションと企業家精神

イノベーションとは、
世の中に新しい価値を創造することです。
新しいといってもすでに持っている知識や強み、
経験を再結合させることで新たな価値を創造することです。

●今日の一歩
気づかない間に価値が細分化され、
商機が生まれている。
お金は目の前にたくさん落ちているのだ。


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