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aoming
Step#237|世の中は無名の人たちによってできている。
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この本を読み始めました。
田中角栄元首相の政務秘書を
23年間務めた方です。
エピソードはもちろんのこと、
言葉の強さに引き込まれています。
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無名というのはすばらしいことだ。
世の中は無名の人たちによってできている。
無名の人たちは本当のところ、
身の程をよく知っている。
うつむきかげんに、
足早に歩いている無名の大衆。
世の中というものは、
そういう人たちに支えられてきた。
今も支えられている。
これからも支えられていく。
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修羅の巷。
この世では何が幸せになるか、
不幸になるか、容易に分からない。
確かなことは、
世に出た人の子どもに比べて、
無名の人の子どもに将来、
大を為す者が多いということである。
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私はこの本を手に取ってくれた
無名の若い人たちに対して、
あなたの前途には獲得すべき
すべてがある、全世界があると言いたい。
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失敗はイヤというほど、したほうがいい。
死にさえ至らなければ、何回も繰り返し
ひどい目に遭ったほうがいい。
やけどもしたほうがいい。
五針も十針も十五針も縫うような
大ケガをしたほうがいい。
そうするとバカでないかぎり、
骨身に沁みる。
次回から不必要なリスクを避けるために
どうしたらいいか、反射神経が身についてくる。
判断力、分別ができてくる。
これが成長の正体だ。
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まだまだ序盤ですが、
読むと活力が湧く言葉が並んでいます。
先走って読み進めると、
最後はこんな言葉で結ばれていました。
人間、倒れたら負けだ。
あの角栄でさえ病気には勝てなかった。
丈夫で長持ち。
こういう人がマラソン人生の勝者になる。
もう一度書く。
一に体力、二に気力、三、四がなくて、五に頭。