本業から離れることで身につけた「ものの見方」を伝えたい@いちごる先生

副業ゴルフコーチ/本業は公認会計士/一橋大学卒/副業で体験したことを中心とした考動記録…

本業から離れることで身につけた「ものの見方」を伝えたい@いちごる先生

副業ゴルフコーチ/本業は公認会計士/一橋大学卒/副業で体験したことを中心とした考動記録を残します。分野は違えどイノベーションを体現しようと悪戦苦闘する方の参考になれば。 副業ゴルフレッスンのコンテンツはこちら☞https://1-golf.com/introducion2/

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【副業History】いちごるレッスンのこれから〜僕が見据えているもの~

これまでの副業でのゴルフレッスンの軌跡を残すシリーズとして前回まで5回にわたって書き残してきた。 フェーズ1 単発レッスンメインの時期 フェーズ2 本格的なリピート受講生を迎えてのレッスンの進歩 フェーズ3 自身のゴルフレッスンコンテンツの体系化 フェーズ4 新生・いちごる!〜価値と価格について~ フェーズ5 僕のサービスを構成するもの 今回は、今後の射程(いちごるが目論んでいる世界)みたいなものをいくつか書き留めておこう。 ①いちごるに足りない部分~コミュニティ 5

    • ココロに残った本たち〜2024上半期〜

      年に2回のこの季節やってまいりました~ 半期に一度、読んだ本の中からココロに残った本を5冊チョイスしましょう。 今年は、多読の方針をやや緩め、その代わりに普段読まなさそうな分野に積極的に手を付けた半年。もともとが、ビジネス書に傾倒しがちだったところ、あえての文学、比較言語学、歴史、宇宙論、そして会計学と!その結果、内容が難しくて理解できなかったり、その良さが分からなかったりといった本も少なくなかったかもしれない。 ただ、一定の経験を積めば何物かが現れそうな予感がしている

      • ★組織のパーパスやMVVが浸透しないワケ~個人としてのパーパス/MVVの必要性

        パーパス経営や企業のMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)など、(昔から一定程度そのような話題はあったかもしれないが)近年は特に話題に上ることが多いように思う。 だが、創業してからずいぶんと経過している会社、そして従業員数もそれなりの規模を超えた会社において、これらの試みが成功しているといえる組織に僕は巡り合ったことがない。 パーパス経営や、MVV、ありたい姿などが、思うように策定(そして実際に機能するまでになる)できないのはなぜだろうか。カリスマ経営者が不在だから?社

        • ★ゴルフコーチの経験から示唆される世の中に通底する4つの問題

          僕が考える世の中一般に通底する問題は(現時点での認識では)4つある。 対症療法と根本治療(対症療法への傾倒) 情報過多問題 普遍的要素と個別特殊的要素(個別要素偏重) 定量評価と定性評価⇒別note参照  これらを認識するきっかけとなったのは、複業のゴルフコーチでの経験であり、そこで経験したことが実は、より広く社会にも通じていることだな、 と思うようになった。  定量評価と定性評価の問題については、note『ゴルフにまつわる数字や数値』で述べたので、ここでは上の1

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        【副業History】いちごるレッスンのこれから〜僕が見据えているもの~

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        • いちごる読書note
          16本
        • ゴルフレッスン×イノベーション
          14本
        • 副業History~スタート5年間の振り返り~
          7本
        • 実践!成功曲線を描こう!シリーズ
          12本

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          【いちごる読書note】再読『イノベーションのDNA』~イノベーターへのはじめの一歩~

          本業のほうでの執筆業務において、イノベーション人材について取り上げようと考え、久しぶりにクレイトン・クリステンセン著『イノベーションのDNA』を手に取った。 この本はもう2,3度は読んでいるが、改めて「はじめに」を読んでいても、あの感動が蘇る笑 以前、いちごる読書noteで取り上げたものの、「とにかく良い本だから、中身を読んで!」的なことしか書けていなかったので、もう少しきちっとこの本について取り上げよう。 以下では、イノベーティブな人材に変貌を遂げる大前提となる「もし

          【いちごる読書note】再読『イノベーションのDNA』~イノベーターへのはじめの一歩~

          【いちごる読書note】司馬遼太郎『世に棲む日々』から受け取ったもの

          幕末期の動乱の中に生きた吉田松陰と高杉晋作を題材にした『世に棲む日日』が、 実質的に僕が初めて読んだ司馬遼太郎さんの作品となった。(ずっと以前に、『燃えよ剣』にチャレンジしたが、その当時は活字を読む体力がなく、断念した) 司馬遼太郎さんの作品は「司馬史観」と言われたり「史実ではなく、創作が多い」と、批判めいた評価もあったりするが、少なからぬ大切なことを僕はこの本から受け取ったと思う。 それが作者が読者に投げかけたことなのかどうかはさておき、いつか人生を振り返った時に「あぁ

          【いちごる読書note】司馬遼太郎『世に棲む日々』から受け取ったもの

          《考動記録》読む本を選定する時の「自分の中の羅針盤」とは

          19世紀のドイツ人哲学者ショウペンハウエルの『読書について 他二篇』という抄訳(?)を読んで、読む本の選定の際の「自分の中の羅針盤」について考えたことを残しておく。 (なお、この本は、他にもいろいろと思索を重ねたい材料の宝庫であったので、その辺りは別の機会にまとめることとする) 著者は、「良い読書をするには、まず悪書を読まないことである。」という。また、読書は思索の材料として読むべきで、そうでない読書を続けると単なる「頭でっかち」になりがちで、害悪にすらなるというようなこ

          《考動記録》読む本を選定する時の「自分の中の羅針盤」とは

          【いちごる読書note】今求められる「学習」とは~『学習する組織』を読んで~

          『学習する組織』ピーター・M・センゲ 2023年の最後に読んだ本がこの『学習する組織』。 これを手にしたきっかけは、人と人との「対話」について述べたデヴィット・ボーア著『ダイアローグ』にて、序文を書いていたのがピーター・M・センゲ氏であったことから。 御多分に漏れず最初は様子見のために近所の図書館で借りて読んでいたところ、次のような一文があり、購入に踏み切った。 「人間であるとはどいうことか?」 複業でゴルフコーチをするようになってから早6年、いつのころからか、僕は

          【いちごる読書note】今求められる「学習」とは~『学習する組織』を読んで~

          【いちごる読書note】「ものの見方」について~『まなざしのデザイン』より~

          『まなざしのデザイン-〈世界の見方〉を変える方法』ハナムラチカヒロ著 ※読書noteはあくまで現時点でイチゴルが感じたこと・考えたことを自分のために残すもので、多くの方にとっては興味のないものかもしれない。この本がどんな本かは、「ココロに残ったフレーズ集」から推察いただき、興味を引くものであれば是非本書を手に取っていただきたい。 本書との出会いは、僕が出会いたい本に出会うために活用しているいくつかの情報ソースの1つであるY2Kさんのnoteにて知ることとなった。(正確に言

          【いちごる読書note】「ものの見方」について~『まなざしのデザイン』より~

          ココロに残った本たち~2023下半期~

          半期に一度の「ココロに残った本シリーズ」の時期になりました~(自己満) 2023年上半期に読んだ41冊に加え、下半期も42冊の本に出会えた(note公開時点の予定ベース。再読含む)。 特にこの下半期は、自分自身の考えを深めさせてくれる本が、「向こうからやってくる」かのように、「このタイミングで、この本に出会えるとは…」という体験が多く、ココロに残ったシリーズを5つに絞るのが悩ましかった。 では早速、「イチゴルを創った100冊」となるであろう有力候補を簡単に振り返ろう!

          《考動記録》いちごるレッスン事業☆6周年☆

          『11月11日』 それは、6年前、はじめていちごるレッスンが第1号受講生を迎えた日。 6周年を迎えるにあたって、「1回目のレッスンっていつだっけ?」と思い、過去のレッスン記録を遡ってみた。 いちごる=一生楽しむゴルフの基礎講座からとってきたこともあり、「1」という数字にいつからかゆかりを感じており、受講生交流ラウンド会での集合写真のポーズは、左右の人差し指を突き刺したポーズで取っていのだが、 そんな折知り得た記念すべき第1回のレッスンが11月11日に開催されていたとは

          【いちごる読書note】『弓と禅』とゴルフの共通点

          弓と禅 この本を手にしたのは、23年8月半ばに読んだ『コーチングのすべて』という本の中で参考文献として紹介されていたことが、直接的なきっかけであった。ただ、その前段階として、例えば『社員をファーフィンに行かせよう』というパタゴニア経営者自伝の中で、「経営とサーフィンは似ており、サーフィンと禅は似ている」と言った趣旨の記述があり、この辺りから自分の興味の中に入ってきていたようだ。 本書は、(amazon等のレビューにある通り)日本的な文化・考え方にやや誇張表現があるようにも

          【いちごる読書note】ディズニーCEOが大切にしている10のこと

          ディズニーCEOが大切にしている10のこと この本との最初の出会いは、僕にとっては定番の先輩会計士AさんのFBでの読書記録の投稿より。何度も読み返したいなと思っていたところ、ちょうど元同期のO氏を通じて知り得た中田敦彦氏のYoutube大学にて、本書が面白そうに紹介されていたことが再読するきっかけになった。 再読を通じて感じたところをここに残しておこう。 1.超一流が大切にしているコト=人として大切なこと ディズニーの6代目CEOとなったロバート・アイガーは、ディズニ

          【いちごる読書note】ディズニーCEOが大切にしている10のこと

          【いちごる読書note】良書を再読して気付くこととは~『SHOE DOG』を読んで~

          『SHOE DOG』 これはNIKEの創業者フィル・ナイト氏がNIKEの前身となるブルーリボン社(日本のスポーツシューズメーカー、オニツカ・タイガーの販売代理業を営んでいた)の創業から、社名をNIKEに変更し自社ブランドを製造・販売し、1980年に株式公開するまで、すなわち、今の一大企業の素地を作るまでを語ったものである。 僕自身この本をはじめて読んだのは2022年3月。その後いつかは再読しようと1年半が過ぎた。今回改めて読んでみたところ、最初に読んだときとは印象に残ると

          【いちごる読書note】良書を再読して気付くこととは~『SHOE DOG』を読んで~

          ★情報過多による混乱~隠れた社会課題〜

          いつの頃からか物事の本質を突き詰めれば、辿る着くところは似通ってくるのではないかということを感じるようになった。 こう自覚し始めたのはNIKEの創業者フィル・ナイト氏の自伝『SHOE DOG』を再読した時である。 ナイト氏は同書において『禅マインド ビギナーズマインド』や『弓と禅』を引用するなど、禅の精神を大切にしていることを記している。 これらの本は稀代のカリスマ経営者の1人スティーブ・ジョブズ氏の愛読書でもあるらしい。 またPatagoniaの創業者自伝を読んでみ

          《考動記録》一般アマチュアゴルフ界の「隠れた真実」とは

          ピーター・ティール氏はその採用面接において次の問いを投げかけるらしい。 これに答えるのは、そんなに簡単なことではないようだ。スタートアップ業界において「ハイテクバブルの崩壊」の要因についての誤った認識から、誤った常識が形成されたと、ティール氏は指摘している。その内容は以下の通りであり、これがまさにティール氏の考える隠れた真実である。 これはティール氏のスタートアップ業界についてのモノの見方であるが、彼がこの本で伝えたかったことは、そのような「知識」を与えたかったわけではな

          《考動記録》一般アマチュアゴルフ界の「隠れた真実」とは