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採用面接マスター #17 読書の力(3)

今回は読書はお金になる、というストレートな話です。

読書の力(1)では、
経営者の目線で会社を考えられる

読書の力(2)では、
就職活動に有利な抽象表現が磨かれる

ということを書いてきました。

以前以下で、業界や職種によって給与が大幅に変わることを取り上げました。

給与を大きく変える要因は2つ。
専門性と代替の有無。

例えば弁護士は専門性として確立されており、代替も、徐々にAIにとって代わられる領域が増えてきているものの、判断という代替には至っていません。

逆に介護福祉士は、尊く、必要とされている仕事ではあるものの、需要の高さゆえ、参入障壁が低く、働き手の代替という点でも、不足しているものの、何年も訓練を求められる仕事では無いため、誰でも働くことが出来る。

AIのエンジニアは、専門性と代替の効かなさから、トップクラスは天文学的なオファーを容易に得られるが、
営業マンはトップオブトップでない限り、専門性に欠け、代替には困らない状態と言える。

この専門性と代替の有無がその業界/企業や職種の給与にリニアに反映されていることは理解出来るでしょう。

では、お金を稼ぎたかったら、今から弁護士や医者、AIエンジニアを目指しましょう、という話ではもちろんありません。

同じ、専門性や代替性が欠ける営業職でも、その業界や会社で昇進を勝ち取ることは、士業で得られる年収を勝ち取れる可能性が大きく高まります。

それは、その業界や会社で、専門性を高め、代替の効かない人材になる事です。
そのための最大の武器が読書です。

最近の統計で、月に1冊も本を読まない人が6割を占めるとのこと。
つまり競争環境は楽勝です。

同世代がネットでSNSに耽っている間に、本で良質な情報や考えをインプットし、唯一無二の人材になるのです。
(この場もネットなのは御愛嬌で)

予備校の教師から聞いた話ですが、本気で勉強する生徒は1年間スマホを解約することで、確実に成績が上がると。
それだけ、スマホは頭にはマイナスの効果が大きいのです。

本1冊が1500円前後。
高いと見るか、安いと見るか?

私は20年前に以下の本に出会い、
経済的に独立無しに、真の自由は無い。
そのために投資を始めとした経済的な知識が有効
であることを理解し、投資を始めました。元手の本代は1800円くらい。



また、以下の本を10年近く前に読み、ITが世の中に与えるインパクトを、確信して、当時手持ちの貯金を全てGoogle株に投資し、約1000万のリターンを得ました。
元手の本代はたった1650円です。

また、前の前の会社の経営者と食事をする機会があり、その際最近面白い本があった、とその方から話があり、たまたま私も読んでいた縁で結果的に私は経営企画部に引っ張られ、上位職への道が開かれました。
たった1冊の本でキャリアを変えられたと言っても過言ではありません。

私は30年以上のキャリアで年間10万円の書籍代として300万の投資
この投資に対しキャリアで大胆に推計して1億、投資で2000万、都合1.2億プラスになったと仮定すると
読書の投資は約40倍のリターンになります。
半分に見積っても20倍。

ちなみに会社員の生涯年収は3〜4億と言われていますので、1億くらいの増減は普通の話です。そういう意味では平均給与は参考にすれど、全てでは無いと捉えるべきでしょう。

若年世代は、時間はあるが、お金がない。
高齢世代は、時間は無いが、お金はある。

この条件下で、就職活動を考えている若年層の皆様が考えべきことは、わずかなお金を貯金するのではなく、自分の価値を高めることに投資すべきです。
時間があることは、読書にとって追い風です。

どんなに良書でも、読み手に力が無ければ、その良さは汲み取れません。
だからこそ、習慣化して、読書の力を高めた人は、専門性と代替の効かない人材になれるのです。

是非、あなたにしか見つけられない良書を見つけて、キャリアをエスカレートして下さい。

登山に地図が必要なように

旅にガイドブックが必要に

キャリアには読書が必要です。

読書の力はあなたをとんでもなく遠くまで導いてくれると断言出来ます。

まずは本屋に行って、本を手に取るところから始めて下さい。

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