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紅葉の八幡平 茶臼岳〜源太森〜八幡平

2024/10/13

東京に行く「ついで」に、盛岡にまで足を伸ばすことにした。宮崎から見れば、東京も岩手も誤差範囲なのである。
八幡平は驚くほどアクセスが良く、東京から日帰りできてしまう。しかし、八幡平頂上バス停までバスで行ってしまうと、遊歩道を歩いて30分足らずで山頂に着く。いくらなんでも、それでは登山とは言えない。
そこで、茶臼口でバスを降り、茶臼岳・源太森を経由して八幡平まで歩くことにした。
ただし、この時期、バスは1日1便しかない。このコースの標準タイムは3時間半。行きは11時15分茶臼口着のバスに乗り、帰りは15時00分八幡平頂上発のバスに乗る。これがこの山を攻略するための唯一の解である。

日本百名山 83/100
日本三百名山 145/300

11:10 茶臼岳登山口
11:55-12:15 茶臼岳山頂
12:50-12:55 黒谷地
13:35-13:40 源太森
14:15-14:20 八幡平山頂
14:40 八幡平頂上駐車場

前日の酒が残る中、気合で4時に起きる。
6時32分東京発の始発の東北新幹線に乗り、8時44分盛岡着。
コインロッカーにスーツケースをブチ込み、9時10分盛岡駅発の八幡平行きバスに乗り込む。
茶臼口で下りたのは私一人だった。

茶臼岳登山口
錦繍
絶妙なフォルムの茶臼岳
青空に映える

青空に紅葉が映える。
40分ほどであっさりと茶臼岳山頂に到着。南側が崖になっていて、息を呑む大展望が広がっていた。
ここから見える立派な山は、岩手山である。八幡平と岩手山は、なだらかな山々でつながった一つの山塊なのだ。
妙にお腹が空いたと思ったら、もうお昼だった。

茶臼山荘
大展望の広がる茶臼岳山頂(1578m)
茶臼岳より岩手山をのぞむ
熊沼の向こうに畚(もっこ)岳
熊沼拡大

茶臼岳を出発すると、石がゴロゴロして歩きにくい道になり、やがて木道が現れて一面の湿原が広がった。黒谷地である。

黒谷地

さらに池塘が点在する中を進んでいくと、源太森だ。

池塘
青空が広がる
木道をゆく
源太森(1595m)

ここから先、天国のような光景が広がっている。実に美しい。

源太森〜八幡平の風景(1)
源太森〜八幡平の風景(2)
源太森〜八幡平の風景(3)
源太森〜八幡平の風景(4)
源太森〜八幡平の風景(5)
源太森〜八幡平の風景(6)

やがて、巨大な八幡沼が出現。
次々と絵画のような風景が現れ、全く飽きることがない。

巨大な八幡沼
凌雲荘と八幡沼
ガマ沼の向こうに岩手山

心ゆくまでこの絶景を堪能したいところだが、バスの時間が刻々と迫ってきている。
だが、最終目的地の八幡平頂上は樹木に囲まれ、巨大な櫓が設えてあって興醒めだった。

八幡平(1613m)登頂!
八幡平山頂の巨大な櫓

八幡平の頂にも立ち、あとは整備された道をバス停に向かうだけだ…と思いきや、なおもめがね沼、鏡沼、謎の凹地などの観光スポットが次々と現れた。

めがね沼
2つの火山湖が並ぶめがね沼
鏡のような鏡沼
謎の凹地

八幡平頂上バス停に着いたのは、バスが出発する20分前だった。
ここにも展望台があって、岩手山が神々しかった。出発5分前、慌しくバスに乗り込んだ。

八幡平頂上の立派な駐車場
駐車場の展望台より岩手山
駐車場の展望台より茶臼岳(右奥)
八幡平の森が広がる

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