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ときメモGS4 氷室一紀くんは可愛い(ネタバレあり)



◆プレイヤースペック:ときメモGS2のみプレイ済。GSとGS3はこんなキャラがいるらしい程度の知識。


 先日ときメモGS4を購入して氷室一紀くんにドハマりし、彼の全エンディングをコンプしました。
 正直好きになりすぎてもはや彼の一挙一動が可愛いと感じてしまうのですが、備忘録も兼ねて一紀くんのどこが特に良いと感じたかを書き留めておこうと思います。
 スチルやプレイ画面などは載せておりませんが、どういったスチル・エンドがあるか、一紀くんとの会話の内容についてなどのネタバレが含まれますのでご注意ください。




<はじめに>
 プレイ前に公式サイトのキャラクター紹介を見て、一番ビジュアルが刺さった一紀くん。生意気系メガネ後輩キャラという美味しい属性てんこ盛りだったため攻略前から期待値が高かったのですが、いざプレイするとそのハードルを軽々と飛び越えてくれました。

 彼の最大の特徴といえばやはり「氷室」の一族ということでしょうが、私の場合ときメモはGS2のみ既プレイだったため、氷室先生については「氷上くんの従兄で声帯が子安さんの人気のある先生」程度の情報しか持ち合わせていませんでした。
 なので最初は氷室の名前に縛られている一紀くんを「苦労しているんだろうなあ」と思いつつ、いまひとつピンときていなかったのです。
 ですが、公式ツイッターを遡って発売前の彼のお披露目ツイートのリプ欄を見たときに、そういうことかと合点がいきました。

 氷室氷室氷室。彼に対する反応は「氷室の一族!?」と驚き喜ぶものがほとんどでした。過去作をプレイ済みのプレイヤーほど、そりゃあ「氷室」の苗字に反応するのは当然です。むしろそうでなければ可笑しい。大人気氷室先生の血縁者という抜群の話題性。そして期待される。「氷室の血統ならば良いキャラをしているに違いない」と。
 
 おそらく、一紀くんはときメモ世界の中でもこういう反応を受けてきたのでしょう。思わぬところで彼の葛藤を初めてリアルに感じられた瞬間でした。なるほど、たしかにこれは相手に悪気は無いとわかっていても「氷室の名前じゃなくて僕を見て」と思ってしまう。
 私は現実とゲームがリンクする瞬間に感動する人間なので、この一連のツイートとリプ欄がとても好きです。ありがとうリプ欄の乙女たち。あとGS既プレイ乙女たちが「私とヒムロッチの子供!?」と言っているのが面白かったです。

 氷室の名前で苦労もしている彼ですが、ちゃんとその名に誇りを感じているのが良いですね。ホタル会話ではっきり口にしてくれますが、会話を見る前からそのことは言葉の端々から感じ取れました。意外と自分から氷室教頭の話題も出すし、実はレーイチさんのこと大好きでしょとは思っていました。そもそも本気で苦手に思っていたら、口癖が似るなんてこともないでしょう。そして氷室教頭も絶対「ウチの甥っ子が世界一可愛い」と思ってる。

 さてそんな一紀くんですが、いざ仲良くなってみるとめちゃくちゃ良い子で素直。言葉は素直じゃなくても、表情で感情が丸わかりなのが可愛い。
 そしてとても頭が良い。年上にも物怖じせず喋れるし、頭の回転も早いので、先輩や先生と話しているときも毎回面白い切り返しをしてくれるユーモアもあります。さらに真面目でしっかりしているのは、家庭が円満な証拠なんでしょうね。思春期になってもちゃんと毎年家族で初詣と挨拶回りに行くの偉い。育ちが良い。
 グループを結成するとみんなが一紀くんを可愛がっていて、GS4随一の愛されキャラだと思っています。一紀くんは主人公に「キミって愛されキャラ?」とか言ってきますが、完全におまいうです。自分こそが愛されキャラだという自覚がないのがまた可愛い。
 ところでグループスチルだと大抵他の男の子(と先生)たちの方が体格が良いので、たびたび一紀くんが美少女に見えてきます。華奢なんですよね一紀くん。
 それと個人的には、名前の読みを知った時にすごく素敵だなと感じました。いのり。同音異義語ですが「祈り」という言葉が大好きなので、彼のことは早々に名前で呼ばせてもらっていました。清廉な響きがあって彼にぴったりだと思います。


<大接近モード>
 一貫して先輩のセクハラを諫めてくれる大接近モード。真面目だけど最終的に折れてくれる優しい君が好きだ。
 タッチされたときの一紀くんの驚いた声が女の子みたいに可愛くて、初めて聞いたとき先輩は思わず真顔になりました。
 え……もしかしなくても一紀くん、マリィより可愛いのでは?  やっぱりヒロインじゃないか。あまりにも可愛いので先輩は色々と心配です。大丈夫? 変態おじさんとかに「一紀くん可愛いねグヘヘ」ってナンパされたりしてない???
 他の女の子にも触られてるの?って聞かれて誰にでも触らせているわけじゃないんだからね///って答えるの、それはもうツンデレヒロインの台詞なんよ。可愛い。一紀くんのヒロイン力が留まるところを知らない。
 先輩がぺたぺたぺたぺた触りまくるので気分はセクハラ上司でした。傍から見たら完全にこっちが痴女。最近は自重してほどよく触っています。



<わんにゃんランドのスチルイベント>
 一紀くんが「先輩は僕を懐かせるだけ懐かせて卒業したらポイするかも」と考えているという衝撃の事実が明かされた超重要イベント。そ、そんなこと考えてたの~~~!? そんなどっかの真嶋先輩みたいなことしないから! 大丈夫だよ!!と思わず叫んでしまいました。
 プレイヤーは完全に一紀くんを娶るつもりだったので、まさか彼がそんなことを考えているとは露とも知らずびっくりしました。そっか、後輩ってそういう不安や悩みがあるのね……プレイヤーとしては今すぐにでも籍を入れて、そんな不安を払拭してあげたい気持ちでいっぱいです。
 三年目の一紀くんは、先輩の卒業を意識してかこういう会話が多いのですよね。お花見でも花火大会でも「これが最初で最後かも」とか言うし。しかも先輩は先輩で不安を煽るようなことを口走るもんだから切ない空気が流れてしまう。
 ほんと、マリィは冗談で一紀くんの情緒を悪戯にひっかきまわすのやめなさい! 推しを曇らせる趣味のないプレイヤーもいるんですよ! たしかに一紀くんのしょんぼり顔は可愛いけれど、笑顔はもっともっと可愛いんじゃ!!!!



<ADV:遠くの君へ>
 恋愛ゲーの男の子視点は神イベントと相場が決まっていますが、このシナリオは特に最高でした。
 まず先輩の修学旅行による不在でよわよわになっちゃう一紀くん、本編ではそんな様子おくびにも出さなかったじゃん……!「先輩がいなくても全然気にしませんが何か?」みたいな態度だったじゃん!
 授業中にスマホをいじるなんておそらく滅多にしないだろう一紀くんが、もしかしたら先輩から連絡があるかもとついつい気にしちゃうの可愛いね……しかも先生に見つかって取り上げられかけるっていうのがミソですよ。普段の一紀くんなら、スマホをいじっても先生に見つかるようなヘマはしないはず。相当ぼんやりしていたんだろうなあ。
 修学旅行の予定を楽しそうに話していた先輩に「僕はそこにいないのに」ってしゅんとしちゃってる一紀くんが可愛すぎるし、就寝時間に合わせて自分もベッドに入ってみるのが健気すぎて泣ける。普段まったく甘えないくせに……! 先輩の見えないところで可愛いことをするな! 好きだ!!
 そしてこのシナリオで一番最高なのが最後の「ざまーみろ」ですね!!
ざまーみろ! 周りが先輩ばかりだから、こんなくだけた言葉は普段の一紀くんからは飛び出さないんですよ! なんて可愛いんだ……後生だからボイス付きで聞かせてくれ……!!!!



<お花見イベントのスチル>
桜の妖精かディズニープリンセスか???
美しすぎる。やっぱり一紀くんがヒロインでいいと思います。
なのに本人は自分がすごく綺麗な男の子だって自覚がいまいちなさそうなのよね…Beautiful boy……自分の美しさ まだ知らないの……
一紀くんのスチルは可愛かったりかっこよかったり美しかったり幅が広い。



<手芸部三年目の文化祭>
 一紀くんが珍しく嫉妬心を口にしてくれる大感謝イベントなんですけど、なんといっても会話の流れが良い!
 先輩に感想を求められて、最初は無難にいいステージだったって答えるんですよ。本当はドレス姿を他の奴らに見られて面白くなかったけど、それをそのまま伝えたら文化祭の準備を頑張ってきて今まさに出し物を成功させて喜んでいる先輩の気持ちに水を差すから、ぐっと飲み込むんですね。しかし先輩に追撃の「それだけ……?」発言をかまされたから思わず全部ぶちまけてしまう。
 言いたいことをズバズバ言っているようで、ちゃんと相手の気持ちを慮れる子なんですよね一紀くんは……。普段も実は相当言葉を飲み込んでいるんじゃないでしょうか、特に三年目は先輩がもうすぐ卒業ということでナーバス気味になっていますし。
 だからこそ彼の気持ちをきちんと言葉にしてもらえて良かった。直前のわんにゃんランドの一件でも「そのときだけ懐かせてどうせ卒業したら構ってくれなくなる」みたいなことを言っていて「そんな風に思ってたの!?」と驚きましたが、こうしてマイナスの感情(と一紀くんは思ってる)も面と向かって伝えてくれるようなったのは、間違いなく親しくなった証ですよね。このときばかりはこのままステージに戻って観客に祝福されながら挙式すればいいんじゃないかと思いました。一紀くんはタキシードが絶対似合う。結婚しよう。



<薄着関連>
 先輩の薄着に対して悉く諫めたり注意するコメントをくれるので、ボイスを聞くためとはいえ薄着でデートに行くのがだんだん申し訳なくなってくる。キャミとミニスカでお部屋に突撃しても紳士的な距離を保とうとしてくれる清さに浄化される。ドスケベ先輩でごめんな……。



<告白>
 キスで告白に答えたときの反応が乙女すぎる。
「初めてだったのに!」の台詞が完全に唇を奪われたヒロインのそれ。いよいよもってどっちが乙女ゲーのヒロインだか分からなくて最高に可愛い。一生幸せにするしかない。




<その他細かい一紀くんのここが好きだポイント>

・別テーブルでランチしている御影先生がこっちを見たので「しらんぷりしてください!」
「しんらんふり」じゃなくて「しらんぷり」なのが可愛い。

・コーヒーカップに誘った時のガチめの「えぇ……」
一紀くんのドン引き声は癖になる。

・そしてコーヒーカップでグロッキーになって溶けるミニキャラ一紀くん
お目目グルグル可愛い。

・観覧車でがっつり寝ちゃう一紀くん
たしかに興味なくて15分は長い。存分に寝て欲しい。

・勉強コマンド失敗でマリィと一緒に寝ちゃう一紀くん
コマンド失敗で叱るとか呆れるとかじゃなくて自分も寝ちゃうの可愛すぎでは? 一紀くんはよく寝る子。

・映画館ではポップコーンを買う派の一紀くん
売上に貢献していこう。

・バンジージャンプで柊くんと盛り上がる一紀くん
可愛いけどキミ、マリィと遊んでいるときよりも楽しそうだね??? 攻略対象のはずの柊くんがまさかのライバルになってしまった。でも柊くんはとても良い子だから本当にライバルになったら勝てる気がしない。

・スーツの御影先生に「服が綺麗だから誰だかわかりませんでした」
今日も一紀くんはキレッキレだぜ!!

・わりと本気で先輩たちが留年すればいいのにとしょんぼりする一紀くん
ハッピー留年エンドください。

・風真くん颯砂くんといるときの末っ子感
わちゃわちゃ三兄弟コントを一生眺めていたい。

・一紀くんの先輩評
冷静且つ的確に分析している。
とくに颯砂くんと柊くんへの見解が素直な尊敬に溢れていて好き。

・休日に氷室教頭と一緒にいる一紀くん
氷室教頭と話している時の高めの声と敬語が可愛い。ツーショットめっちゃスクショした。きっと昔から良い事をすると氷室教頭に「エクセレントだ」って褒められてきたから口癖がうつったんだろうなあ。小さい頃の一紀くんと遊んであげるヒムロッチの回想とかないんですか!??

・制服の着こなし
ブレザーを着ているときは第一ボタンを開けるけれど、ワイシャツだけのときは上まできっちり留める着こなしにしたキャラデザ担当様天才では? きっちりしすぎず崩し過ぎないバランスをとっているのがとても一紀くんらしい。かっちり着ているといかにも氷室っぽいと思われる……とか考えているんだろうなあ。

・桜を見て西行法師の歌を諳んじるところ
雅だねえ。

・文化祭で迷子の女の子を保護する一紀くん
こんなの幼女の初恋泥棒になっちゃうだろ!!!
一紀くんが膝をついて泣いている女の子に「どうしたの?」って声をかけたと想像するとあまりにも天使。

・ライブハウスでのウキウキ一紀くん
指摘されると赤面して照れるという果てしなくあざといムーブをかますのに、なんとこの子は全部素でやっているのである。一紀くん、恐ろしい子……!

・ベースを弾くスチルの一紀くんの色気
目つきと首筋と二の腕がセクシー。
一紀くんの「やってみなくちゃわからない」はただの根性論じゃないところが好き。

・仲の良い状態で好みの手作りチョコをあげたときの反応
噛み締めるような「手作り」の言い方が可愛い。
素直じゃないけどめちゃめちゃ喜んでいることがわかる褒め方が好き。

・おうちデートでイチャイチャしよって誘った時の若干上擦った声の「いいよ」
いやマリィは今まで散々大接近モードでセクハラしまくってたくせになんでここでは恥じらうのよ! お許しが出たんだぞイチャイチャさせろよ!!

・おうちデートで「勉強しよう」を選んだときの「せーんぱい」
まさしく非の打ちどころのない可愛さ。

・サーフィン後の髪のフワッフワ感
これは猫。

・主人公を下校に誘って承諾されたときの「よしっ」
絶対画面外で小さくガッツポーズしてる。俯きかげんの一紀くんは特に可愛い。

・年賀状の変化
2年目の年賀状はサーフボードが1つだったのに、3年目は2つになっているところ。一紀くんの心の変化を想うともうこれだけで泣ける。写真としても普通に綺麗なので、ファミマのネットプリントで印刷してお部屋に飾らせていただきました。

・ルートクリア後のタイトル画面での反応
夜に起動するとそんなに遅い時間じゃないのに寝ようとするし(健やかで大変エクセレント)、夜中に起動すると寝ているところを起こされた時の声が聞けるのが素晴らしい。タイトルに戻るを選択したときの「次はいつ会える?」も最高。こんなことを言われたらときメモ世界から出られなくなってしまう。

・ホタル会話での宣戦布告と攻略宣言
かっこよすぎて惚れ直した。他ルートになんか行かせないという気概を感じる。

・ホタル会話での女王様→花→井戸
最終的にマリィが無機物になるのが面白すぎてなんてことを言うんやと爆笑した。一紀くんとの会話は媚も遠慮もなくて本当に面白い。でも当の本人は後で「なんであんなこと言っちゃったんだろ」と反省しているのがまた愛くるしい。

・特別勉強熱心じゃないけど成績は良い
氷上くんの「テストは授業でやったところしか出ないんだからノートを見返すだけでいい」を思い出す。日頃から効率良く勉強できているから長時間机に向かう必要がないんだろうな。一紀くんの器用さというか賢さってそういうところだと思う。

・デートが上手くいかなかったときの空気のリアルさ
風真くんとかはアフターフォローが上手いけれど一紀くんはフォロー電話もぎこちないのがめっちゃリアルで普通の高校生男子なんだなって感じられる。淡々としているようで内心大反省会が繰り広げられていると思うと愛おしい。

・お部屋のセンス
めちゃくちゃ綺麗でインテリアのセンスが良い。お部屋の素敵さで好感度がさらに上がった。こまめに掃除してそうだし床に物を放置するとか許さなそう。

・マリィに自分に似合う服装が何系かソワソワしながら尋ねる一紀くん
可愛いの化身か? 一紀くんがファッションを気にしているという事実がもう尊い。柊くんと一紀くんの服交換見させてくれ後生だから。先輩は一紀くんが色んなお洋服を着ているところが見たいです。それにしても一紀くんは柊くんには素直なんだよな…ちょっとジェラシーを感じてしまう。

・デートで✖選択肢を選んだ時の「は?」「馬鹿じゃないの?」
アホな回答をしたときのばっさり切り捨てる辛辣さが好き。きっと一紀くんは馬鹿は嫌いだし相手にしないタイプ。
それはそれとして信愛からくる辛辣さも好き。風真くんと颯砂くんと三人で馬鹿やって呆れられながら「先輩たち馬鹿なんですか?」って言われたい。こっちは愛のある馬鹿。

・猫と一紀くん
休日イベントで七ツ森くんに、さっき猫が一紀くんの足にスリスリしてたって聞かされて写真撮ってないのォ!?と吠えた。ずるい…そんな可愛い一紀くんを独り占めした七ツ森くんなんなん?? 彼氏なの???
きっとこれがマリィを見守る風真くんの気持ちなんだろうなあ……だんだん風真くんに共感し始めるメモリアル。

・一紀くんの視線移動
一度目を逸らしてからこっちを見る目の動き、一紀くんはほぼ毎回やってるけどついいつも彼の瞳を目で追ってしまう。あの視線移動は釘付けになってしまう。ズルイ。

・ナンパされる一紀くん
お姉さんに可愛い可愛い言われた時の呆気にとられたような「えっ?」がめっっっちゃ可愛い。一紀くんに目をつけるなんてお姉さんたちお目が高いわね……でもウチの一紀くんをそう簡単に口説けると思わないでいただきたい(後方腕組み氷室先生面)

・仲良くない状態で遊園地Wデートにつれてこられた時の一紀くん
マリィ以外と乗ることになった時の了解の意の「ん」が可愛すぎる。親しくない状態の淡泊な対応も好き。他の男の子を攻略しているのに一紀くんが無自覚に可愛さを振り撒くから情緒がバグらされてしまう。



まだデート会話や学食会話を回収しきれていないので今後追記するかもしれません。
ですが今はひとまずここで。ときめきをありがとう一紀くん。

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