炎上必至!?⑥「聴覚過敏症は治る!」そう言い切ってみたらどうなる!?
日常生活にある様々な音が強烈に脳に刺さるような・・・
かすかにしか聴こえないような小さな音が、
まるで耳の中にあるような感じで響いて気になってしまう。
そんな聴覚過敏症状。
一般的な感覚でわかりやすく言えば、
子供の頃、明日の遠足が楽しみでなかなか寝られない・・・
そんな状況に似ています。
寝ようと思えば思うほどに時計の秒針の音が気になってしまって、
どんどん寝られないような、動悸まで起こってきて、焦るような・・・
あんな感じの事が日常的に起こっている状態です。
現代医療でも主たる原因がわからないとされており、
自閉症の方であれば、生まれつきそんな症状を持っている方もいるとされ、
とても慎重な介入を呼びかけているのが現状だったりします。
では、
僕のところにご相談いただいた聴覚過敏症と診断された方が
どんな対応をされていたか・・・?
最も多い対応だと、
音が気になって、睡眠さえも困難な方も多いので
眠剤を様々処方され、日中の聴覚過敏症の症状に関しては
自律神経を整える為に・・・と抗うつ、抗不安の薬の処方で留まる。
後は、上記させていただいた通り、慎重な介入・・・
つまり、
不介入。様子見と言われて放置されてる方が本当に多いです。
え?酷い・・・と思われるかもしれませんが、
もっと酷い例もあります。
「音に殺される!」そうおっしゃっている方。
聞き取りを行った上で医師の診断は【統合失調症】
そんなに大きくない音が大きく聞こえる=幻聴
と捉えたようでした。
当然、投薬の結果、全く違う副作用で苦しむ羽目に、
そして、医師にそのことを伝えると・・・
その患者さんの年齢的なものもあったので
【認知症】ではないか?と疑念を伝えられる・・・。
そんな診断の仕方があろうとは・・・衝撃です。
炎上必至!?⑤自律神経失調症は治る!そう言い切ってみたらどうなる!?
昨日お話した、自律神経失調症の治療に関しての話の中で書きましたが、
休みたがっているのには脳は動きたがっている。
っていう自律神経の乱れが
僕は聴覚過敏症においては最も疑うべきところと思っています。
遠足の前の寝られない状態を思い浮かべてみてください。
あれは思考的には寝るべき!と思っているんですよね。
でも、全く関係ない時計の秒針が耳に飛び込んでくる。
あの時の焦り、ドキドキ感というのは、完全に脳内はアクティブ。
正に
休みたいのに動きたがっているような状態です。
自律神経が乱れてると捉えたら、そうなっている
原因に当たるものが日常生活的に無いかをしっかり聴き取っていきます。
すると、大抵あったりするんですよね。
そういった、自律神経が乱れる生活環境、悪習が全くないとすれば、
それはそれで音響療法など、音の認識を少しずつ変えるような
治療を試してみるなど、切り替えがとても大事だと思います。
僕は今まで、聴覚過敏症の症状が出ている方で
自律神経の乱れが一切ないと判断出来た方に出逢った事がないので、
殆どの方は自然療法と銘打って、森や、川、海に連れ出してます。
結果としては、ほぼ確実に改善しています。
無論、その全てが認知行動療法の観点で行うべきものなので、
カウンセラーや療法士との二人三脚で行うべきだと思います。
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