炎上必至!?⑧新説、就労支援について!
増え続ける精神疾患、精神障がい者に関して、
既存の医療現場の方針や当事者達が持つ病識に対して、
現場で多くの改善を実現している僕が
実感としてもっている新説を投げた先週。
今週は具体的な包括支援について、それに従事する人達にも
響くようなお話を展開しようと思っています。
就労支援に関しては、
やはり以前よりこの場で話させていただいてきました。
精神障がいの方々を舐めてる!?就労移行という事業に関して言いたい事。
精神障がいの方の価値を最大限に高める方法!就労移行支援に求める未来!
これらの考え方があるからこそ、
合同会社ココロカラダを元精神疾患、精神障がい者のみで設立し、
【カフェコッソリ】という事業に乗り出してる訳ですけど・・・
就労支援という障がいのある方々に就労の場を与えるべく
存在している事業所がどんどん増え、どんどん大きくなっている現在。
勿論それらを全面否定したい訳ではないですが、
僕が感じ続けている違和感をやはり話したい。
そもそもの精神障がいのある方の就労に関しては
昨日もお話しした通り、定着率の低さ・・・そして、
それの向上が望めるという事実を考えるとある程度の
自助努力の呼びかけは絶対であるという考え方は
ベースに置いておいていただきたい。
そうでなくては話が進まない。
いや!障がいがあるから出来ないわけですから!
自助努力なんてお勧めできません!可哀想じゃないですか!
本人も無理だって言ってますから!!!私には出来ませんっ!
そう差別的な事を善意として語りたい方は、
ちょっとここから先は読んでも意味がないかもしれませんw
自身の課題や問題の自覚は勿論の事・・・
それに対しての解消、改善、対処などの努力の必要性を理解してもらう。
そして、具体的に努力を行っていただく。
でもよく考えていただきたいんです。
その努力は就労の為に必要な努力だとするならば、
就労しない人には必要ではない努力なんですよね?
努力=負荷・・・
この負荷は就労の為に必要だ!
そう思ってもらわなきゃいけない・・・。
そう思ってもらえてる事が前提で話が進まなきゃいけない。
でも、
就労移行支援などの支援の場、そこに誘導する相談支援の場では・・・
精神障がい福祉の世界で未だに理解出来ない10の事。②就労意欲の確認。
以前話させていただきましたが、彼らの表面上の意思を聞き、
決定した方針に従い、支援しているという
なんとも雑な感じで進んでいるのが殆どです。
何故それを雑と言い切るか・・・?は上記の記事で詳しく書いてあります。
もしも、あなたの手元に潤沢なお金が今すぐ手に入ったら・・・
それでもやりたい事が本当にやりたい事だ!
なんて自己啓発的な所での格言も存在します。
心理学上もそうで・・・
幸福度というのは都度上げねばなりません。
いただく給与というのは勿論、幸福度を上げるものですが、
もらった時の幸福感は時間の経過と共に下がります。
つまり、
金銭の授受という刹那的なもので得られる幸福というのは
一般的にはたかが知れてるという事です。
なので、
そのお金の使い道こそが都度、幸福度を上げる為に重要なんですが、
使い道の部分にライフワーク的に仕事が入る方も勿論います。
そういう方は手に入ったお金でやるべき事を事業化し、
そこで更にお金を生み出す事を考えて行くでしょう。
それは自身の私腹を肥やすような幸福を目的としたものではなく、
やはり、心理的な意味合いでの永続的な幸福を求めた上でのものでしょう。
では、就労支援を受けていく精神障がいの方の内側に迫ってみましょう。
まさか・・・潤沢なお金が手に入ったとしても、データ入力し続けますっ!
なんて変わった趣向の方はなかなかいらっしゃらないと思います。
(就労移行支援からの就職先のトップは事務作業です。)
と言うことは、
彼らはやりたくないけど働いてるとしか言いようがないんです。
無論、
それは一般的な労働者と呼ばれる人達もそうなのかもしれません。
なので、就労支援を行っている事業者達も当然のように
思考停止で彼らのその志向、思考を疑わず背中を押すのかもしれません。
もう一度言いますが、
潤沢なお金があったとして、それでもやりたい事が本当にやりたい事!
データ入力や、ビルの清掃、オフィスでの簡単な軽作業が
本当にやりたい事!という人なんて・・・ちょっと妙なんです。
聴き取りの段階で働きたい理由の本当に深いところを
聴いてないってのは明々白々だと思います。
そりゃそう。
就労移行支援ってどんな場所?
って考えたらそっちが重要でしょうから。
就労継続支援(作業所)ってどんな場所?
って考えたらそっちが重要でしょうから。
そこに通うに充分なキーワードだけ聞き出せれば後は
突っ走らせちゃえば良い訳ですよねw
生活の為・・・それが働く最大理由であるならば、
やり方は無限にあります。
生活保護という国が保証する最強ツールを選択肢に入れないのは
とてつもないアンフェアな話であるとも僕は思うんです。
勿論、親が健在であり、支援をしてくれてる現状がある・・・とか
財産をある程度持っている・・・とかの理由で不可能な方もいますが、
そういう理由で就労を望んでらっしゃる方にも支援する側の方々が
就労自体が本当に望んでいる事では無い!
というのは理解していなくてはいけないと僕は思います。
願わくばこんな仕事せずにもっと自分にとって大切な事に
時間が使えれば良いと思っているはずなんです。
(ララホームという施設ではその大切な事こそ大切だ!と説いてます。)
就労移行支援事業所で生活保護を選択に持ってくるような相談員がいたら、
見学者の半分以上は就労意欲を語らなくなるのではないか?とも思うw
就労支援についての新説は・・・
就労なんぞ!心から望んでいる人はいないっ!
と就労支援に当たってる人達は理解して支援しよう。
です。
その先の事の方がよっぽど大切。
お金が得られた後の楽しみ、幸福こそが
就労支援の場で論議されるべきものだと知れっ!
です。
淡々と就職させたり、淡々と仕事をさせてる支援者の皆さん!
あなた方はそれこそ、お金が潤沢に得られたらその仕事辞めるでしょ?w
そういう事ですw