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会話のリズムを崩すことで、モラハラを防ぐ

何気ない会話から、モラハラの流れが作られていく

例えば、何気ない日常の会話。
それすらも、言い争いに最終的に持ち込むことができるのが、モラハラ夫(妻)です。理由は、たまたま「少しイライラしてるから」だったりします。
もしくは、モラハラ夫(妻)が生育環境でいつも怒られて育ってきた場合は、潜在意識がその状況にを求めているのか、怒られるようなツッコミ待ちのような行動を無意識にしてきます。そしてそこを指摘すると、うるさいとキレる場合もあります。
どちらにしても、取り合わないことが一番の対策方法です。

けれども、うっかりいつもの調子で会話をしてしまうと、いつの間にか喧嘩口調となり、最終的にモラハラをされることになってしまいます。
なぜなら、会話には決まったリズムがあり、モラハラ夫(妻)との会話は、最終ゴールのモラハラへと向かっていく流れがある程度できてしまっているからなのです。
そこでそのリズムを崩していくことが、モラハラを減らしていく対策ともなります。

例えば、「暑くなってきたから寝る時にアイスノンを使いたい」とモラハラ夫(妻)が言ったとします。まだ冷やしていない事は既に承知です。
そこで「冷やしておくね」と返事をします。
これで会話は終了かと思いきや、モラハラ夫(妻)はこのような普段の会話からも、モラハラを仕掛けてきます。
続けて、「今夜から使いたいんだけど、何時間冷やせそう?」と要求を加えてきます。
「皿洗ってからやっておくよ、8時間くらいは冷やせるんじゃない?」と返事をしたとします。ここまでも、普通の会話です。
ここからモラハラが始まります。
「最低でも12時間は冷やしたいんだけど」「そもそももう暑いのになんで冷えてないの?」など、結果的にクレームを付け加えてくるのです。
言われた方はカチンとくるので、「早めに言えばいいでしょ」「今日使うなんて思わなかったよ」などと言い返したとします。
すると「言い返してくるなんて、なんてひどい奴なんだ」「ただアイスノンを冷やしてと言っただけなのに」と、あたかも自分が被害者であるかのように、攻撃してくるのです。そして喧嘩が始まります。
モラハラ夫は、相手を攻撃できるのであれば、理由はなんでもいいのです。

「いつものノリ」が決まってくる

ある程度付き合いが長くなってくると、その相手との会話には、ある一定のリズムが生まれてきます。
仲の良い友達同士にも、決まったノリのようなものがあり、この話をするとこう返しがあってそこで笑う、みたいな会話の決まった流れが、どんな間柄でも多少はあると思います。
モラハラ夫(妻)との間にも、いつものノリのような感じで、会話のリズムは決まっていきます。それが自然と、モラハラをさせるテンポになっているのです。
なんとなくいつもの調子で返事をしていくと、いつの間にかこちらが悪いような理由をつけて責められる流れが作り出されます。何度もそれが繰り返されることで、会話をするたびにモラハラをされてしまうのです。
モラハラ夫(妻)は、「こう言うと言葉に詰まるか反発してくるだろうから、そこでクレームしよう」ということを、普段のノリで仕掛けてくるのです。モラハラ夫は、意見を主張したいのではなく、クレームをつけて喧嘩をし、モラハラの流れに持ち込みたいだけなのです。

モラハラのリズムを崩していく

モラハラされないようにするには、このリズムを、意識して崩していく必要があります。
会話をいつものリズムでするのではなく、すこしテンポを変えることで相手の調子を狂わせるのです。相手がいつものようにクレームを言い始める流れを途中でとめたり、会話のテンポをなんとなくさえぎっていくのです。

普通の会話を、喧嘩とそこから生じるモラハラに発展させないためには、リズムを崩していき、なんとなく不完全燃焼のまま会話を終わらせることで、モラハラがしにくい状況をつくることが可能となっていくのです。

では具体的にどのような方法で会話のリズムを崩していけばよいのでしょうか?
それが、NHKの朝の連続ドラマ小説「虎に翼」でも表現されている「スン」です。
モラハラ対策カウンセラーのJoeさんという方が、モラハラ夫(妻)には「スン」とするのがよいということを、「虎に翼」より以前に紹介しています。
モラハラ夫(妻)から何か言われた際、まずは「スン」という空気を出すのです。そして「うん、そうだね」「わかった」等と、返事は短く完結に済ませます。
何か言われても「取り合わないこと」「反応をなるべく薄くすること」が大切です。
無視をしてしまうとキレられる原因を作るので、反応はするものの、相手には伝わるくらいの、必要最低限の短い返事だけで返すのです。そして、そこで会話を終了させます。

こうしていつものリズムを崩していきます。
会話をしても、なんとなくモラハラができない状況を、繰り返し作っていくのです。NPD(自己愛性パーソナリティ障害)への対策としても有効ですので、ぜひ「スン」を日常に取り入れてみてください。

おすすめのモラハラ対策「Joeメソッド」


モラハラ対策カウンセラーのJoeさんの、モラハラ対策「Joeメソッド」で、私も本当に救われました。「スン」についても紹介されています。「虎に翼」の作者も、Joeメソッドをご存知なんだろうと勝手に思っています。
ぜひブログやインスタ、メルマガなど、ご自身に合ったツールで、モラハラされない自分を作っていく方法を身につけていってください。必ず状況は変わります。

「スン」について、とても分かりやすく紹介されている書籍がこちらです。
この本に出会ってから、夫との関係性が大きく変わっていきました。
とてもオススメです。


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