那智勝浦町昔懐かし話 第48話
第48話『昆布寿司』
はい、1日おいてのこれまた、ハイペースの更新であります。今回は久々の食べ物シリーズですよ。ただ、このタイトル、専門店の方もいらっしゃるので、僕みたいな度素人が、書くのは本当に申し訳なく恐縮し、間違った所もあるかもしれませんが、ご了承いただきたくよろしくお願いいたします。 でわでわ第48話でございます。
「もういくつ寝るとお正月~。」と言うわけで、一年早いですね。ついこの間正月の特番見ながら馬鹿笑いしやったと思ったら、もう年末であります。あれよこれよと月日は流れるのであります。そしてまたもうすぐすると正月特番見ながら(僕は吉本育ちなので漫才や物まねなどの番組が大好きであります。又、箱根駅伝もええですなぁ)馬鹿笑いや感動に涙するのでありましょう。そんな時に側にあるのがお正月料理であります。僕の子供の時は、前にも書いたが何でも作る僕のおばあちゃんがおり、おせち料理のたつくり、黒豆(若い奥様方なかなか味付けがむずかしいんですよ。これが上手につくれると旦那様に一目置かれますよ)、伊達巻き卵、生酢、栗きんとん、かずのこ等もすべて手作り、そして正月寿司の定番、サンマ寿司、海苔巻き、揚げ寿司、昆布寿司もおばあちゃん手作りでありました。今は、僕も家庭を持ち、おばあちゃんも亡くなり、僕の実家でも僕の家でも簡単なおせちしか作らず、また寿司もお店やスーパーとかで、買ってきたりするが、やはり僕の中ではおばあちゃんの作っていた寿司が一番である。(すいません、あくまでも個人の意見です)。この寿司の中の昆布寿司であるが、関西でも熊野地方しか作らないのか大阪の友人とかに聞いても知らないことが多かった。僕のパソコンのアホーで調べると、「寿司に使う昆布は一般的に押し寿司特にサバ寿司の表面に乗せて使用することが多いが(バッテラ寿司)、高知県では軽く煮て味付けし寿司飯を海苔巻きの様に巻き込んだ昆布寿司を作る(高知の郷土料理)。大阪では鏡餅の上に乗せて新年を祝う、名古屋では婚礼の際の結納飾りに用いられる」とある。そして昆布寿司は僕らの勝浦や新宮とかでも昔から作られ食べられてきた。この昆布寿司、こんぶずしと書いて勝浦とかでは、こぶずしと呼ぶ。「よろこぶ」という言葉にかけて縁起の良いお寿司として、お祭りや、お正月おめでたい席によく食べられてきた。この昆布寿司の昆布は白板昆布を用いてそれを、出汁で煮詰めて使う。また中の具材はかんぴょう、ゴボウ等でそれを醤油、みりん、酒、砂糖等で甘辛く煮込み酢飯のうえに乗せ、それを先ほどの昆布で海苔巻きのごとく巻いていくのである。これがまた格別にうまい。僕ら勝浦の子供達はこの昆布寿司がごちそうでありましたし、大好きであります。もうすぐお正月が来ますが、この昆布寿司食べたことがある方も、大好きな方も、見たこともなく知らない方も、、お子ちゃまも、おっちゃんおばちゃんも、きれいなお嬢様もそうでない方も皆皆様方、勝浦や新宮のお店等で食べられますのでぜひお越しくださいませ。この正月は、昆布寿司で決まりだー。
追記 昆布寿司は正月でなくても勝浦や新宮のお店で食べられます。又取り寄せできるお店もあります。一応お知らせまで。おいしいですよ。
第48話 終わり
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