1.はじめに
カーボンフットプリント(CFP: Carbon Foot Print)をご存知でしょうか?CFPとは、商品 やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量を CO2に換算して、商品やサービスに分かりやすく表示する 仕組みです。
ライフサイクルアセスメント(LCA)手法を活用して、環境負荷を定量的に 算定するという取り組みです。 事業者と消費者の間で CO2排出量削減行動に関する「気づき」を共有し、「見える化」さ れた情報を用いて、事業者がサプライチェーンを構成する企業間で協力して、更なる CO2排出 量削減を推進することを目的としています。「見える化」された情報を用いて、事業者や消費者がより低炭素な消費生活 へ自ら変革していくことを目指しています。
CFPやLCAの取り組みは新しいものではなく、1990年代にはすでにこうした取り組みを行っていました。当時は、脱炭素を狙ったものではなく、設備や機器の省エネルギー対策といった目的であったように記憶しています。
ここで重要なのは、システム境界という考え方で、どこまでを評価の対象とするのか、そのためのデータのインベントリーをどこまで完成させるのかということでした。これらによって「CFPやLCAの結果はどのようにもなる」ということです。データのインベントリーを充実させるのは、相当難しいことでした。
今回、こうした脱炭素の動きにまつわる米国で起きているグリーン・サプライチェーンの動向、課題などの報告がありましたので、ご紹介します。
日本でも、このまま脱炭素やゼロエミッションの運動を進めて行けば、十分にあり得る話しです。
https://www.theepochtimes.com/the-green-us-supply-chain-rules-set-to-unspool-and-rattle-the-global-economy_4394919.html
2.証券取引委員会が提案する新しい温室効果ガス規制
3.サプライチェーンでの排出量の把握
4.投資家キャンペーンの誕生
https://note.com/yosh_2100/n/n60ad7f9fe920