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「モラロジー」って、なに?

最近、よく「モラロジー」という言葉を目にするのですが、道徳に関係することはわかりますが、どういうものなのでしょうか?

モラロジーの提唱者は、廣池千九郎という方です。1866年(慶応2年)豊前国下毛郡永添村(現在の大分県中津市大字永添)で生まれ、法学者、歴史学者、教育者、宗教家で、国家的事業である『古事類厭苑』の編纂に携わるとともに、「東洋法制史序論」について研究し、1912年12月、東京大学より法学博士号を取得しています。

廣池千九郎@麗澤大学

その後、道徳の科学的研究を深め、1928年、『道徳科学の論文』を著し、「モラロジー(道徳科学)」を提唱、この頃から「三方よし」の教えを説き、「三方よし」の語を初めて用いた人物は廣池である可能性が高いとされているそうです。

モラロジーに基づく知徳一体の教育を基本理念とし、学生生徒の心に仁愛の精神を培い、その上に現代の科学、技術、知識を修得させ、国家、社会の発展と人類の安心、平和、幸福の実現に寄与できる人物を育成するのが、麗澤大学だということです。

麗澤」という語は、中国古典の『易経』「象(しょう)に曰く、(つ)ける(よろこ)びなり、君子以て朋友と講習す」という言葉から取ったものだそうです。

この言葉は「並んでいる沢が互いに潤し合う姿は喜ばしい。立派な人間になろうとする者が志を同じくする友と切磋琢磨する姿は素晴らしい」と解説されています。つまり、「麗澤」という校名には、私たち人間にとって、思いやりの心を育てることが何よりも大切であるとの願いが込められており、太陽のような光明(知恵)と温熱(慈悲)とを併せもって、公平無私な態度で万物を育てることができる人間の育成を目標としているとのこと。

麗澤大には、高橋史郎、西岡力、織田邦男、飯山陽、ジェイソン・モーガンなどの論客が教鞭をとっておられる。


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