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気候変動:インフルエンサーたちの其々の発言

地球の気候現象について、ざっとお浚いすると、1970~1980年代には、根本順吉氏らが地球寒冷化を予測、温室効果ガスを原因とするのではなく、予測を超えた変化であるといった立場をとっていた。根本氏の主な著作を時系列で並べてみると、

1976年:氷河期が来る 異常気象が告げる人間の危機(光文社)
1980年:地球はふるえる(筑摩書房)
1989年:地球に何がおきているか 異常気象いよいよ本番(筑摩書房)
1989年:熱くなる地球 温暖化が意味する異常気象の不安(ネスコ)

1989年以前に、根本氏は自説を寒冷化から温暖化に転じたことが伺える。その頃、1988年に世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)によって気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が設立されていた。

爾来、多くの方が、色々な発言をされている。

さらに、当初のキーワードも変遷し、「地球温暖化」から「気候変動」というフレーズに置き換えられた。気温に関係なく、地球の気候は絶えず変化しているので、しばらくの間、このフレーズは効果的に用いられた。その後、「気候危機」が使用されるようになり、人々を行動に駆り立ててきた。最近では、CO2ネットゼロやその他の対策への支持につながると期待してか、「気候緊急事態」という言葉をよく目にするようになった。

インフルエンサーの一人であるビル・ゲイツ氏は、
数日後に行われたニューヨーク・タイムズ紙のイベントでも、「気候変動は、人類への影響はあるが、地球への影響はそれほど大きくない。温帯の国に住めなくなることはない」と楽観的な見解を示した。「極端に描かれているシナリオにはならない。温室効果ガスなどの排出量はピークに達した後、減少に転じるだろう。しかし一度上がった気温は、大規模な炭素除去をしない限り、なかなか下がることはない」

本文は、➡
気候危機:インフルエンサーたちの情報発信 – Global Energy Policy Research | GEPR


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