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大切なことは一番遠いところにあった

100本目の疑問マガジンを日本から一番遠い国で書くことになった。まったく意図しなかった流れ。それだけのことだけれど、とても意味深いとも感じてます。

どちらに寄ることなく中道であること。それがいまの心境にとてもしっくりきているのだけど、この気持ちをうまく伝えられないことがもどかしい。

ぼくは頭が器用ではないので、なんでも白黒つけないと気持ち悪い。
黒と言われたら理解できるのに、なんでわざわざグレーにするのだろうって。

黒には300色あって、白には200色あるらしい。(アンミカ調べ)
だとしたら、掛け合わせたら60,000色のグレーがあって、そんなものを理解することなんてできない。そう思ってしまう質(たち)。

それがいま、ブラジルでの体験でグレーがいいと思うようになった。

子どもの頃にはこうも思った。
答えを最短に見つけようとしたら、メーテルリンクの青い鳥を地でいけばよい。
ぼくは合理主義者なんです。
だから周りをよくみる。でも、そこに青い鳥がいるはずなのに、いくら探しても鳥はいない。そして気づいた。これは旅をするというミッションを完遂しないと発動しないイベントだったのです。

そのことは、ドラゴンクエストでも再学習しました。
ロトのアイテムは、遠い旅の果てに、実は近くにあったことを知るのです。

そして今回ブラジルで知ったことがあります。
多くの日系ブラジルの人々と出会って、日本の文化や、日本人の勤勉さや優しさなどを大切にするこころ。
地球で一番遠い地で、はじめて仏教のことを知り、和太鼓、三味線、空手なども初体験。日系3世、4世、ブラジル人に教えてもらった。先生が片言の日本語しかはなさなくても、何が大切なものかは、しっかり伝わってきた。

そしてみんなイキイキと笑みが溢れている。
これ、グレーさが大事なんだってことなんです。そして地球の裏側(日本から見たらだけど)にきて、まさか日本のことを人生の中で一番考えることになったり、感じたりすることになるとは!本当に驚きです。

このことは、ブラジル紀行マガジンとして、発信していきたいと思っています。

さて、疑問マガジン(有料版)については、予告通り100本目の本記事で終わります。
疑問マガジンを毎日書こうと思ったのは、毎日、何らかの常識を疑うことをやってると思ったから。これは途中で週3回になったりするのだけど。笑

書こうと思ったきっかけはあるプロジェクト。
なんとなく社会が暗い。どうしたら固定概念に縛られず、イキイキとすることができるかという問いがあり、常に疑問を持つことが必要だねってことになったから。
日常の疑問を書き綴れば、何かの足しになるかもしれないのでやってみようと軽い気持ちで始めた。

有料のメンバーシップにしたのは、有料にしたら責任を感じてちゃんとかけるように。それと、noteというメディアでいろいろ実践してみたかったから。まずはやってみようと。

そうやって初めてから途中で気づいたことがあります。

目標化するとそれに縛られるという事実。毎日書くことになってから、いまやりたいことができなくなってしまった。時間は有効なのに、縛られてしまっては何にもならない。やりたいこと、生きがいを感じることに時間を使うべきで、やってみたいという動機で物事をはじめることはよいことだけど、それだけで長期の自分の行動を縛るのはやめた方が良いね。そう思ったので100本でやめようと決めました。本当はその時点でやめるのがベストだったんですけど、意地もあったので。笑

マガジンを有料にしたのは失敗でした。サポートしてくれた方には感謝でいっぱいだけど、本当の目的とはずれてしまった。

そういうわけで、マガジンの有料配信はこれで最後になります。
本当に描きたかった、マーケティングのこと、ブラジルでの刺激的な出来事などは、別のマガジンで配信していきたいと思います。

これからもお願いします。

サンパウロ空港314ゲート付近にて。

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