日本人は先生がお好き
政治家、漫画家、作家、学校の教員、教授、学者、芸術家、医師、弁護士、著名なコンサルタント、偉大な柔道家。
なぜ、みんな先生と呼ばれるのだろうか。
ぼくは「先生」を敬称として使うのは好きではない。
なんだか抵抗があるのです。
深くは調べてないけど、先生の語源は先に生まれた人というのが由来のようです。いろいろあるけど、まぁ文字通り、先人として尊敬をすべき人に先生の敬称を使うんだと思います。
でも、尊敬すべきは人であって、職業・職種ではないと思うんです。
冒頭にあげた先生職にある人の中には、尊敬できる人も、尊敬できない人はいる。もちろん、どちらでもない人もいる。
反対に、職業としては特別な資格や技能を持たずとも、人として尊敬できる人もたくさんいらっしゃいます。もちろんそうでない人も。
先生と呼ぶことの難点が表出することがある。先生と呼ばれて、偉くなった気になったり、勘違いする人は少なくない。
呼称といえば、最近、スポーツ選手を「さん付け」で呼ぶことが多いですね。
かつてはプレイヤーというのは、呼び捨てにするか、選手を敬称として呼名してました。
傾向として、先輩後輩の主従関係に対する嫌厭や、偉そうに捉えられないように、全ての人格を尊重する意味でさん付けが普及してるんでしょう。
正直なところ、本田圭佑さんが「三笘さん」とかいうのは、ちょっと違和感がありますが。笑
でも、それでいいんじゃないでしょうか。
そもそも「職に貴賎なし」ということでいえば、職位に対して敬称が変わることは精神に反することになります。
個人に対する尊敬があって、はじめて先生と呼ばれるような世の中になればいいな。
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